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いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2012年11月18日日曜日

「海のミュージアム」シンポジウム:海を学び、海に親しむ場づくり〜まなづるの海、人、まち〜

Discover Blueでは、神奈川県新しい公共の場づくりのためのモデル事業に真鶴町と採択され、町立遠藤貝類博物館と皆さんに海の生物や生態系を知っていただくイベント「海のミュージアム」を開催しています。

11月18日は、シンポジウム「海を学び、海に親しむ場づくり〜まなづるの海、人、まち〜」を開催しました。今回は普段の様な観察会ではなく、真鶴町の豊かな海の自然、そしてそれを町内外の人に知っていただくための取り組みについてご紹介し、さらに、これからの真鶴町の海と人との関わり方として目指すべきことなどについて、パネルディスカッションを行いました。

第一部では横浜国立大学大学院環境情報学府附属臨海環境センターの下出准教授に「真鶴半島周辺の海洋環境とプランクトン」をご講演いただきました。相模湾の海水には、沿岸水、黒潮系水、北太平洋中層水、太平洋深層水などが層になって水深毎に分布していること、真鶴沖では植物プランクトンがおよそ200種確認されていること、カイアシ類は88種以上生息し、秋に黒潮系の種多く出現し、種数が増えることなどをご紹介いただきました。

横浜国立大学下出准教授による講演
続いて、町立遠藤貝類博物館の山本学芸員が「真鶴の磯でみられる生物たち」を紹介し、Discover Blue代表理事の水井が「真鶴の海中世界」として、スキューバダイビングで見られる生物などを紹介しました。

山本学芸員による磯の生物の紹介
Discover Blue水井による海中景観の紹介
その後、パネルディスカッションを開催し、最初に『まなづるの海を学び、海に親しむ取組み』として、横浜国立大学臨海環境センターの取り組み(下出准教授)、真鶴町漁業共同組合の取り組み(山本学芸員代理説明)、海の学校事業の取り組み(町立遠藤貝類博物館 渡部学習指導員)、「神奈川県 新しい公共の場づくりのためのモデル事業 Life with the Ocean まなづる」(水井)について、それぞれ紹介していただきました。
その後、真鶴町の牧岡教育長にもご登壇いただき、パネラー及び来場者とのディスカッションを行いました。議論は多岐におよびましたが、真鶴という豊かな海の自然が残されている地で「海を学び、親しむ場づくり」を行っていくことは、町民や町のこどもたちのみならず、周辺地域や首都圏においても、貴重な機会創出となることが期待されます。

渡部学習指導員による
海の学校事業の説明
牧岡教育長にもご登壇いただいた
パネルディスカッション

お忙しい中ご登壇いただいたパネラーの方、お集まりいただいた参加者の皆様、誠にありがとうございました。


2012年11月6日火曜日

「海のミュージアム」ビーチコーミング 〜なぎさは自然の博物館〜


Discover Blueでは、神奈川県新しい公共の場づくりのためのモデル事業に真鶴町と採択され、町立遠藤貝類博物館と皆さんに海の生物や生態系を知っていただくイベント「海のミュージアム」を開催しています。

11月4日は、「ビーチコーミング 〜なぎさは自然の博物館〜」を開催しました。
相模湾の海流は反時計回りに三浦半島から湘南海岸を通り、真鶴半島の方へ流れています。そのため、真鶴半島にはいろいろなものが漂着します。さらに、相模湾に注ぐ相模川・酒匂川・早川が、丹沢や箱根からさまざまなものを海に運び、それらも真鶴半島に流れ着きます。いろいろな漂着物を集めることで、海だけではなく陸上も含めた地域の自然を知る手がかりとなります。

真鶴町立遠藤貝類博物館で海流や相模湾に注ぐ川の流域などについて説明したのち、実際に海岸に降りて漂着物を探しました。真鶴半島の番場浦海岸〜三ツ石海岸に移動しながらの探索ですが、わずかな距離を移動するだけで、漂着物の種類や砂の変化を感じることができました。また、石の下にはカニや貝、ナマコなどさまざまな生物を見つけることができました。
漂着物を探しています。石の間には生きているカニや貝なども。
1時間半程のビーチコーミングで、海藻や生物の殻など海のもの以外にも、ネズミやリスにかじられたあとのあるクルミ、どんぐり、ほ乳類の骨などいろいろなものが見つかりました。

皆さんで集めたものをわけています
海のもの以外にも動物にかじられたクルミなどが集まりました


 さらに、真鶴半島の各海岸や周辺地域の砂を顕微鏡を使って観察していただきました。海岸の砂といっても場所によって、岩石が多いところ、貝など海の生物の炭酸カルシウムのからが多い場所など、その違いを実感していただけたと思います。

顕微鏡を使って砂を観察
三ツ石海岸の砂は貝やウニの殻がなどが多い
何気なく歩いている海岸でも、海や陸の自然を知るてがかりが流れ着いていて、ちょっとした知識があれば、「なぎさは自然の博物館」となります。

次回の「ビーチコーミング」は12月2日(日)に開催いたします。解説や内容は少し難しいですが、様々な発見もあるので、お子様でも十分楽しめる内容です。大人だけでのご参加もご家族でのご参加も大歓迎です。

詳しくはこちら↓をごらんください。

2012年11月5日月曜日

真鶴自然こどもクラブ 〜真鶴の魚を知ろう!〜

11月3日(土)に「真鶴自然こどもクラブ 真鶴の魚を知ろう!」を開催し、魚市場見学と魚の解剖を行いました。

朝7時、真鶴町の真鶴漁港に集合し、魚市場の見学をしました。真鶴町の「海を学び、海に親しむ場づくり協議会」にもご参画していただいている、真鶴町漁業協同組合の課長、朝倉一志さんに案内していただきました。
シイラ
マルソウダガツオ

最初に、今日水揚げされたさまざまな魚について説明していただきました。シイラやカツオ、カマス、カンパチ、ウルメイワシなどなど、定置網などでとれた真鶴の魚を紹介していただきました。この日の水揚げは約4トンとのことでした。

競りの様子
定置網の説明(説明は漁協の朝倉課長)
その後、とれた魚を-30℃以下で保存するための冷蔵庫や魚を出荷する際に使う氷の貯蔵庫など魚市場の設備を案内していただいたあとに、真鶴の漁業について説明していただきました。相模湾にちょこっとでている小さな真鶴半島の周辺には、なんと大小8基の定置網が入っているそうです!相模湾の中でもそれだけ真鶴半島周辺海域は豊かな海ということを教えていただきました。また、定置網に入ったおよそ8割の魚は網の外に逃げていき、2割だけを水揚げしていて、取りすぎることはなく、持続可能な漁法であることを説明していただきました。真鶴町漁協では定置網を漁師さんが自ら作り上げることができる、日本でもいまでは数少ない技術をもった漁協さんだそうです。(ちなみにメインの定置網は長さ400m以上、固定するためのおもりに使う土嚢は2万個だそうです!)

さらに、いま漁業が抱える問題とともに、きついけれども海の自然と共に生き、美味しい魚がたくさん食べることができる漁業という仕事の魅力をお話され、小学生のみんなにぜひ漁師になることも将来の選択肢の一つに入れて欲しいとお願いしていました。この中から、真鶴の漁業を担う漁師さんが将来誕生したらうれしいです!朝倉さん、ありがとうございました。

その後、漁港や魚介類などの供養をしている「鯖大師」など散策しながら、徒歩で横浜国立大学臨海環境センターに向かいました。
網にかかったって捨てられたものを探索中
港から小さな坂道をのぼり鯖大師へ
 漁港ではエビ網と呼ばれるイセエビをつかまえる網を干している場所のそばで宝さがしをしました。エビ網には様々な生物がかかりますが、その中には食べられないものもかかります。漁師さんは捨ててしまうのですが、実はそこには地域の海の姿を知る、めずらしい生物が混ざっています。今回もサンゴのなかまや磯にはいない生物などが見つかりました。そこから小さな坂道を上って、港を望む素敵な町並みを通り抜け、鯖大師を見学しました。

横浜国立大学臨海環境センターでは、真鶴町漁協さんから提供していただいた、サバ、マルソウダガツオ、カマスを解剖して、魚の体や胃の中身を観察しました。参加してくれたこどものほとんどが、魚をさばいた経験がなかった様ですが、お父さんやお母さん、スタッフの力をかりて、上手に解剖することができました。魚の内蔵を観察した後、胃の中身(胃内容物)を顕微鏡で観察し、動物プランクトンなどを確認することができました。そして、解剖の後は、責任をもって自分で解剖した魚を炭火で焼いて試食しました。みんながビックリするくらい美味しさで、お母さんからは「家ではこんなに食べないのに」と言う声が出るくらい、夢中になって食べていました。笑
はさみを使って上手に解剖
みんなで魚を炭火で焼いてます
ソウダガツオ、サバ、カマス
とれたてを炭火で焼いて美味しくいただきました
 これまでこのクラブで観察をしてきた生物たちが魚のエサになることで、みんなも間接的に恩恵を受けていたことなどを観察とレクチャーを通して実感してもらえたと思います。
豊かな海の自然は、まわりにある丹沢や箱根などの山や森から川を流れてくる栄養に支えられています。山と海との間に暮らす私たちはその恩恵を常に受けていること、自然豊かな(そして美味しい魚をいつも食べられる!)地域に暮らせる喜びをいつも忘れずにいてもらいたいと願っています。

とっても素敵な秋の土曜日でした。


「真鶴自然こどもクラブ」、「海を学び、海に親しむ場づくり協議会」は、真鶴町と特定非営利活動法人ディスカバーブルーが提案し、神奈川県新しい公共の場づくりのためのモデル事業に採択されたプロジェクト「Life with the Ocean まなづる 〜海を学び、海に親しむ場づくり〜」の一環として実施しています。








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