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神奈川, Japan
いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2013年2月23日土曜日

海のミュージアム「見てみよう、まなづるの海の生物 〜真鶴の海洋生物紹介展示〜」


Discover Blueでは、神奈川県新しい公共の場づくりのためのモデル事業に真鶴町と採択され、町立遠藤貝類博物館と共催で、皆さんに海の生物や生態系を知っていただくイベント「海のミュージアム」を開催しています。

 2月22日(金)、23日(土)は、海のミュージアム「見てみよう、まなづるの海の生物~真鶴の海洋生物紹介展示~」を二日間に渡って開催しました。
 22日(金)は情報センター真鶴、23日(土)は真鶴町立遠藤貝類博物館エントランスにて、三ツ石海岸に生息している磯の生物や真鶴漁港で採取したプランクトンを展示しました。
 また、真鶴の海で見ることのできる生物の動物門ごとの特徴や生態を記載したパネルも用意し、ご来場頂いた方には、実際に生物を観察しながらその特徴などをご紹介させて頂きました。

展示のようす。生物と解説パネル。


 この時期、磯でよく見かけるアメフラシは、「軟体動物門」に分類され、貝類と同じグループです。小学生や小さいお子様に人気のカニは「節足動物門」、ウニやヒトデ、ナマコなどは「棘皮動物門」です。このように、海の生物にはたくさんのグループがあり、今回真鶴でよく見られる生物として展示させて頂いたのは、9つの動物門、約30種でした。また、同じ動物門に属する生物でも種によって、色も形もさまざまです。
三ツ石海岸に生息する軟体動物。


 さらに、海の生物は生活様式のちがいにより、海中を漂って生活するプランクトン、魚など潮の流れに逆らって泳ぐことのできるネクトン、岩などの上や海底で生活するベントスの3つにわけて呼びます。一つの生活様式で一生を過ごすものもいますが、ヒトデや貝、カニなどの多くは岩にくっついて生活しているのでベントスと呼ばれますが、卵から孵ったあとの一時期の幼生でいるときは、プランクトンとして過ごし、成長の段階によって生活様式を変えるものもいます。
クモヒトデのプルテウス幼生を顕微鏡で観察したところ。
プランクトンとして生活している。


 下校後の小学生や真鶴町民の方、町外にお住まいの方を含め多くの方にお立ち寄り頂くことができました。地元の方からは、「真鶴の海に多様な生物が生活しているということを初めて知った」と驚きの声や、「昔は、磯でこんな生物をたくさん探して遊んだのでなつかしい」というお話も伺うことができました。

 3月の海のミュージアムでは、今回ご紹介したような生物を、実際に皆さんと一緒に見つけて観察します。

春を迎えた三ツ石海岸は生物が増え、とてもにぎやかになってきました。ぜひ、遊びに来て下さい。

2013年2月9日土曜日

海のミュージアム「第2回 水中映像上映会」


Discover Blueでは、神奈川県新しい公共の場づくりのためのモデル事業に真鶴町と採択され、町立遠藤貝類博物館と皆さんに海の生物や生態系を知っていただくイベント「海のミュージアム」を開催しています。

2月9日(土)は、水中映像上映会を開催し、国際水中映像フェスティバルの入賞作品と真鶴の海中の様子を撮影した映像を上映することで、海中の世界をご紹介しました。
「国際水中映像フェスティバル( FESTIVAL MONDIAL DE L'MAGE SOUS-MARINE)」は水中映像作品ついての国際的な大会で、海の環境保全に対する人々の関心を高めるために1974年に創設され、フランスのマルセイユで毎年開催されています。今回のイベントでは、国際水中映像フェスティバルの日本事務局 増田美奈子さんのご協力により、真鶴町 町民センターにてフェスティバルの入賞作品を上映することができました。




最初に上映したのは、「ピピンとペリザリ」(監督ジャン・アファナシエフ)。ピピンとペリザリは、フリーダイビングの伝説的なダイバーで(素潜り)、この二人が美しい海の中を魚と共に優雅に泳ぐところを撮影した作品なのですが、あまりに水中を自由に動くので、見ている者にとってはそこが海中であることを忘れてしまうかのようでした。

2作目は、「グアダルーペのホオジロザメ」 (監督:クリスチャン・ペトロン) 2010年パルムドール(最優秀作品)です。ホオジロザメはその名は知られていますが、生態については謎に包まれています。 その原因の一つは、人間が海洋生物の生息している環境、つまり海の中に留まって、生物を観察できないことにあります。そこで、この映画では、フリーダイビングの元チャンピオンたちと海洋生物の研究者がチームとなって、海中でのホオジロザメの生態調査を行った様子を撮影しています。獰猛(どうもう)と言われるホオジロザメとフリーダイバーの接近はもちろん危険です。しかし、ダイバーと研究者、立場はちがっても同じ海に関わる人々が協力することによって、これまで知られていなかったホオジロザメの生態が明らかになりました。私たちがこれから海とともに暮らしていくためには、このような海に関わる多様な人たちの協力や結びつきが大切になってくると思います。

グアダルーペのホオジロザメ。
獰猛と言われるサメの至近距離からの迫力ある映像。


最後に、ディスカバーブルー代表理事水井の撮影した、真鶴の海の中の様子をご紹介しました。撮影は1月末から2月初めころですが、海の中では海藻が生い茂り、生物たちが盛んに活動し始めすっかり春を迎えていました。三ツ石海岸の潮だまりや、岩海岸のダイビングスポットなど今回撮影は3カ所で行いました。海の生物の不思議でかわいらしい姿はもちろんのこと、同じ真鶴の海でも場所によって大きく環境が異なること、またそれぞれに生息する生物も異なり多様であることについてもお伝えすることができました。

真鶴の海についてお話させて頂いています。


次回の海のミュージアムは、2/22、2/23「見てみよう、まなづるの海の生物~真鶴の海の生物紹介展示~」です。上映会でご紹介した映像に出て来たような、真鶴の生物を展示して一緒にお待ちしています。観察して、動物門ごとの特徴や生活についてスタッフと一緒に調べてみましょう。

2013年2月6日水曜日

真鶴半島ネイチャーウォークⅡ


Discover Blueでは、神奈川県新しい公共の場づくりのためのモデル事業に真鶴町と採択され、町立遠藤貝類博物館と皆さんに海の生物や生態系を知っていただくイベント「海のミュージアム」を開催しています。

2月2日(土)は、海のミュージアム「真鶴半島ネイチャーウォークⅡ」を開催しました。ネイチャーウォークでは、神奈川県の自然公園特別地域に指定されている真鶴半島の森林や海岸を専門家と一緒に巡り、各所で解説を交えながら真鶴半島の自然や文化などを紹介します。
前回1月20日の1回目に引き続き今回は2回目で、真鶴港を出発し、山下浜~琴ヶ浜~お林遊歩道~灯明山~遠藤貝類博物館の半島東側コースを散策しました。

当日の真鶴は朝から雨模様で心配していましたが、予報通り、開催時刻には雨は上がり、空には虹が見えました。その後は青空が広がり、歩くと暑いほどのぽかぽか陽気のもと、イベントを開催することができました。

真鶴港にて。青空が広がりました。


真鶴港を出発し、まず最初に「しとどの窟(いわや)」を見学しました。
ここは、源頼朝が石橋山の合戦での敗北のあと、隠れた場所だと言われています。また、真鶴では昔から石を切り出して、お城の石垣等に利用して来ましたが、ここに置かれている石には、昔の人々が石を切り出したときにつかった杭の跡を見ることができます。現在のように、大型重機はなかったころ、人々は固い岩を知恵や工夫によって切り出していました。
しとどの窟。石橋山の合戦に敗北した源頼朝が隠れた場所と言われます。

真鶴の歴史に少し触れたあとは、山下浜から海岸沿いの遊歩道を琴ヶ浜へ向かって歩きました。岩礁には海藻や海苔が生い茂り、それを食べるアメフラシや巻貝などの生物が少しずつ増えてきました。
琴ヶ浜。先月には見られなかった生物たちが増えてきました。


琴ヶ浜で生物を探したあとは、森林遊歩道へ向かいました。午前中までの雨のおかげで、雨上がりの森の気持ちよい匂いが漂っていました。


真鶴半島の森林は、江戸時代に小田原藩の御用林としてクロマツが植林され、明治には皇室の御用林となりクスノキが植林されました。その後、真鶴町に払い下げられ、それ以来、「お林」として町民によりずっと大切にされてきました。また真鶴半島の自然の植生はスダジイであるため、お林には主に過去に植林されたクロマツ、クスノキとスダジイの3種類の巨木が立ち並んでいます。
お林の中でも、もっとも大きいとされるのが、森林遊歩道入り口から灯明山へ向かう途中のクスノキです。樹齢100年と言われるこのクスノキは、大きすぎて写真をとっても幹の一部しか入りませんでした。こんなにすばらしい木が残っているのも、「お林」として地域の人々に大切にされてきたからです。
お林で一番大きいクスノキ。



海には陸よりも早く春がやってきます。お林の中と琴ヶ浜の様子を比べてみると、そのことがよくわかりますが、海の中では多くの生物が活動し、すっかり春のにぎわいを見せています。2月9日に開催する「水中映像上映会」では、この時期の真鶴の海の中の様子もご紹介します。先日、ディスカバーブルー代表理事の水井が、海中景色や海でしか出会えない生物たちの様子を撮影しました。上映作品2本と併せて、ぜひご覧ください。ご来場お待ちしております。
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