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神奈川, Japan
いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2013年11月26日火曜日

真鶴町役場職員向け研修「海を活かしたまちづくり研修会」(11/22)

11/22(金)は、真鶴町役場内で「海を活かしたまちづくり研修会」を開催し、町役場のさまざまな部局から多くの職員のみなさまにご参加頂きました。

研修では、ディスカバーブルーの代表理事水井より、真鶴の海の魅力や、2011年より町立遠藤貝類博物館と取組んできた海の自然を活かした活動についてお話しさせて頂きました。
真鶴の海の自然の素晴らしさや、そこに暮らす生物が多様であることなどを写真などを使って紹介するとともに、現在実施している一般公開イベント「海のミュージアム」には、真鶴町内だけでなく、神奈川県各地域や県外からも多数の方にご参加頂き、大変好評を得ていることをご報告し、町の海の自然の魅力とその効果を改めて認識して頂くことができました。


後半では、横浜国立大学大学院環境情報研究院 下出信次 准教授を講師にお招きし、真鶴の海の環境とその生態系を支えるプランクトンについてお話頂きました。
真鶴町には、横浜国立大学の臨海環境センターがあり、学生や研究者がさまざまな調査を行っています。下出先生には調査で明らかになった真鶴の海洋環境(水温、塩分など)、プランクトンの種類、季節や深度によるちがいについてもご講義頂きました。

その後、真鶴漁港でつかまえたプランクトンを顕微鏡を使って、漁業の町を支えている小さな生物を役場の皆さんに観察してもらいました。



海辺の町にくらす人々にとって、海は当たり前の存在かもしれません。でも、今回のようにいつもと違った視点から見ることで、地元の海の自然や生物に興味をもったり、これまで知らなかった価値を再発見することができます。ここから、海を大切にしつつ、それを活かしたまちづくりなどの行政につなげていただければと思います。


※この事業は、文部科学省「公民館を中心とした社会教育活性化支援プログラム」に採択され、「海の自然を活かした地域活性化と観光振興~海を学び、海に親しむ場づくり~」事業の一環として実施しました。

2013年11月25日月曜日

ダイバー向けプランクトン観察会

Discover Blueでは、文部科学省「公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム」事業の一環として、真鶴町内の漁協と連携し、一般向けに「海を学び、海に親しむ場づくり」のための事業を実施しています。

11/24に、岩漁協・岩ダイビングセンターと共催で、ダイバー向けプランクトン観察会を実施しました。
真鶴町はもともとダイビングのメッカで、日本にダイビングが広まった頃から多くの方が美しい海の景観に魅せられ、訪れていました。有名な水中写真家も、真鶴でダイビングをはじめられた方がいらっしゃいます。
岩ダイビングセンターは漁協直営のダイビングセンターで、ビーチダイビングとボートダービングのスポットがある、とても人気なダイビングポイントです。年間1,000人以上の方がダイビングを楽しみに訪れています。

今回は、ここでダイビングを楽しんだ方に、ダイビングでは見ない(目をこらせば見えるのですが)プランクトンを観察していただきました。

先ほどまで潜っていた海でプランクトンを採取し、そこに無数の微小な生物が生息していることに戸惑いながらも、ダイビングで見かける多くの生物たちを支える生物であることを実感していただきました。

プランクトンネットで各自プランクトンを採取してもらいました


きれいな形をした珪藻(植物プランクトン)が多く見れました
実は、スキューバダイビングにはプランクトンが大きく影響を及ぼしています。この時期、真鶴や相模湾、伊豆、そして、多くの温帯域では、沖縄並みの透明度の中でダイビングが楽しめます。(水温は下がってきているので、6.5mm以上の厚さのウエットスーツ、ドライスーツが必須ですが)
透明度が冬場に良くなる理由はプランクトンが少なくなっているからです。一方、春〜夏はプランクトンが繁殖し、非常に透明度が悪く、1m先も見えないことさえあります(もちろんそのような状況の時はダイビングは避けたほうがいいのですが)。でも、この大量のプランクトンがダイビングで見ることのできる、美しく多様な生物を育んでいます。

真鶴町岩のダイビングスポットの様子
ダイビングやシュノーケリングを楽しみながら、プランクトンのことを思い出すと、多様で無数の命に囲まれながら海に抱かれているということを感じることができます。なんとも言えない安心感を味わえます。(あくまで個人的な見解です)
ぜひ、機会があれば、ダイバーでない方はダイビングを経験してみてください。

<ダイバーの方へ>
ダイビングをしながら、プランクトンを観察・実感できます。
海面直下で透明度が悪く、少し潜ると透明度が良いのは、大体において植物プランクトンが日光がよく当たる海面よりにいるからです。また、海面直下でキラキラ光っている長細いものは、植物プランクトンである珪藻の連鎖体(ひとつひとつは小さいのですが、連なると細い糸のように見える時があります)です。海底で横になると、海底直上で群れるアミ(動物プランクトンで小型のエビのような動物)が見れることがあります。また、春先くらいに埃の固まりみたいなものがたくさん漂っていることがありますが、これは繁殖した珪藻が固まっているからです。このようなものが凝集しながら沈んでいくものを「マリンスノー」といいます。ダイビングをされる際にぜひ観察してみてください。

2013年11月22日金曜日

真鶴魚まつり プランクトン観察ブース出展

Discover Blueでは、文部科学省「公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム」事業の一環として、真鶴町内の漁協と連携し、一般向けに「海を学び、海に親しむ場づくり」のための事業を実施しています。

11月17日(日)は、真鶴町で「海神のまち 豊漁豊作祭『龍宮祭』」が開催され、そのイベントのうちの一つの「魚まつり」の会場で、海のプランクトン観察ブースを出展しました。
「魚まつり」では、漁協直売の鮮魚販売コーナー、カニ汁などの海の幸を味わえるコーナー、さらにひもの作り体験や魚のつかみ取りなど、真鶴の海の恵みを体験できるコーナーが並びました。その一角にプランクトン観察ブースを設置し、小魚などの餌となり、真鶴の生態系を支える海のプランクトンについて紹介させて頂きました。


プランクトン観察ブースでプランクトンを紹介しています






















お祭りのテントに顕微鏡が並ぶ光景が珍しいこともあり、漁協さんの新鮮なお魚を買いにきたご夫婦や、魚のつかみ取りを夢中で楽しんでびしょ濡れになってしまったお子さんにも立ち寄って頂きました。真鶴町の地元の方はもちろん、神奈川県外からいらした方など、多くの人にプランクトンを観察して頂くことができました。


また、ご希望があれば「プランクトン観察ツアー」として、真鶴港で自分でプランクトンをつかまえたり、室内に用意した顕微鏡でじっくり観察して頂きました。

水温が下がるこの時期は、プランクトンの量は少なくなってきていますが、植物プランクトンの珪藻(けいそう)のなかま、渦鞭毛藻(うずべんもうそう)のなかまや、動物プランクトンの貝やゴカイのこども、小魚の主なえさになるカイアシ類などさまざまな種類のプランクトンを観察して頂くことができました。

普段は魚が何を食べているのかということは、あまり知る機会はありませんが、今回のようにお魚を買ったり、ひものを作る体験とともにプランクトンを観察してもらうと、海の生態系を支える生物がとても小さく、たくさんの種類がいることを知ることができ、プランクトンもプランクトンの生活する真鶴の豊かな海も、ぐっと身近に感じてもらえるものと思います。


食卓にお魚が並んだら、小さくても海の生態系を支えているプランクトンのこと、たまには思い出してみてくださいね。

2013年11月21日木曜日

海の授業 〜地域の海の自然を知る授業〜 湯河原町立東台福浦小学校4年生のみなさん

海の授業~地域の海の自然を知る授業~ 東台福浦小学校4年生のみなさん

Discover Blueでは、「海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~」として、神奈川県内の小学校等を対象に出前授業を行っています。

11月14日(木)は、湯河原町立東台福浦小学校へお伺いして、4年生に「海の授業」をさせていただきました。
湯河原町は、神奈川県の沿岸の町で、小学校のすぐ近くには福浦漁港や夏場は海水浴で賑わう吉浜海岸などがあります。自分たちの住む町の海はどんな様子なのか、どんな生物がいるのかを知ってもらうために、授業では、海の標本やスライドを使って、地域の海の生物や自然を紹介しました。

最初に紹介したのはアオザメの歯の標本です。これは湯河原町のお隣にある真鶴町の定置網にかかったもので、サメの歯というだけで子どもたちはびっくりしていましたが、この付近の沖にはアオザメだけでなく、いろいろなサメもいるということをお話すると、もっと驚いていました。その他にも、カニの甲羅、アワビやサザエなどの貝殻、ウニやヒトデの標本などを使って、生物の名前やどんな生活をしているのかを紹介し、標本を実際にさわって観察してもらいました。見慣れない生物の標本を目の前に、そーっと触ってみたり、じっくり手の上に乗せてみて、上から横から見てみたり、他の標本と比べてみたりしていました。はじめての感触に「おぉ!」とビックリする子や、「軽い!」とか「つるつるー!」など、感想を教えてくれる子もいました。
みなさんの暮らす町のすぐ近くの海は、こんなに多様な生物の暮らす素晴らしい海だということを実感してもらえたのではないかと思います。
サメの歯の標本を紹介しています。
子ども達はびっくり!
サザエの殻をみがいたもの。
「こんなにきれいなんて知らなかった」との声も。

続いて、海の中の様子やそこに暮らす生物をスライドを使って紹介しました。海の生物は非常に多くの種類がいるので、標本で紹介できるのは、実はほんの一部です。そこで、その他の生物や、海の中に広がる陸上とは違った景色をスライドと写真を見てもらって解説しました。すぐ近くの海に暮らす見たことも無い生物の写真に、みなさんまたまたビックリしていました。「なにこれー!?」と目を丸くしたり、スタッフの説明を聞いて生物の名前を一生懸命メモしたり。
また、湯河原などの沖には明治の終わり頃に、アメリカの海洋調査船チャレンジャー号が生物などの調査のために訪れています。その時にたくさんの新種が発見され、世界に報告されました。その成果の一部が載った古い文献をこどもたちにみてもらいました。そこには、生物の採取地として「Fukuura(福浦)」と記載されています。当時から神奈川県の面する、相模湾・相模灘にはとても多くの生物が生息していることが世界的に知られていました。
今回の「海の授業」で、地域の海について知ってもらい、みなさんが海のことに興味をもったり、好きになってくれるきっかけになればうれしいです。

標本では紹介しきれない、海の生物をスライドを使って解説。

3月頃からは、日中の時間帯に潮が引くようになり、磯で生物観察ができるようになります。今回の海の授業に加え、実際にフィールドでの体験学習も実施すると、地域の海についてよりよい学習ができます。春になったら、磯や浜辺などへも一緒に観察に出かけることができればいいと思います。


この事業は、「中央ろうきん助成プログラム」の支援を受けて実施しました。

真鶴自然こどもクラブ 「秋の海であそぼう!」(11/12)

Discover Blueでは、文部科学省「公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム」事業の一環として、真鶴町内児童を対象に、町内の海や森林の自然のすばらしさを体験的に知ってもらうことを目的として「真鶴自然こどもクラブ」を実施しています。

11月12日(木)は、「真鶴自然こどもクラブ ~秋の海であそぼう!~」を実施しました。「真鶴自然こどもクラブ」は毎回、真鶴町内の子ども達に集まってもらっていますが、今回は、まなづる小学校の1~3年生が活動している「いきいき放課後こどもクラブ」と合同開催で、学校の授業が終わったあとに行いました。
まなづる小学校のみなさんは、すばらしい環境の海がすぐ近くにあり、毎年、小学校全学年を対象に行う「海の学校」や「真鶴自然こどもクラブ」などで町立遠藤貝類博物館の学芸員やディスカバーブルーのスタッフと一緒に磯の生物観察もしており、春から夏にかけての海には出かける機会がよくあります。でも、秋になり、少し寒くなってくると海に行く機会はなかなかありません。今回は、秋の海で遊んで、夏とは違った自然の様子を観察してもらいました。


当日は寒く、直前まで小雨がぱらついていましたが、こどもクラブが始まる頃には、青空も見え、暖かい日差しが差してきました。町立遠藤貝類博物館前から、三ツ石海岸に移動して、夏場と同じように磯の生物をさがしてもらったり、浜辺に打上った漂着物をさがしてビーチコーミングをしてもらいました。



秋から冬にかけては、夜に潮が引きます。そのため、当日も夏場に磯の生物観察をする場所は、ほとんどが海の中でした。それでも、子どもは生物が大好きで、波打ち際の石の隙間を生物がいないか一生懸命さがしていました。すると、アカイソガニやベンケイガニが見つかりました。これらのカニは、水が苦手な性質なので、潮が満ちているときでも、海水の下にならないような場所に生活しているのです。それで、今回のように潮が引いていないときでも見つけることができたのです。

ビーチコーミングでは、海のもの以外にもクルミやドングリなどの植物の実など、川が海の運び、海が岸に運んだものもたくさん見つかりました。
また、秋になって三ツ石海岸周辺の海岸植物のツルナも実をつけていますが、それらも多く見つかり、海辺の漂着物からも秋らしさを観察することができました。


海水浴や磯観察はできないけれど、秋の海も楽しく遊び、自然を観察してもらうことができました。次回の「真鶴自然こどもクラブ」でも、冬の海やお林でもみなさんと楽しく過ごしながら、真鶴の自然を紹介したいと思います。



2013年11月11日月曜日

海のミュージアム 「ビーチコーミング ~漂着物をさがして観察しよう~」(11/4)

Discover Blueでは、文部科学省「公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム」事業として、真鶴町立遠藤貝類博物館が主催する、一般公開イベント「海のミュージアム」を実施しています。

11月4日(月)は、海のミュージアム「ビーチコーミング~漂着物をさがして観察しよう~」を開催しました。
ビーチコーミングというのは、海辺に打ち上った「漂着物」をさがし集めて、それを調べたり観察したりして楽しむことをいいます。貝殻をコレクションしたり、流木でオブジェをつくったり、ビーチコーミングではいろいろな楽しみ方がありますが、今回のイベントでは、漂着物をよく観察することで、海の生物や環境、そしてそのまわりの陸や山などの自然を知り、親しんでもらうことをテーマとしました。


博物館に集合後、三ツ石海岸に移動し、参加者のみなさんそれぞれに漂着物をさがして頂きました。
じっくりさがすと、知らぬ間に夢中になり、どんな漂着物を見つけられるのかという期待と好奇心で大人でもわくわくしてしまいます。


三ツ石周辺の海で生活する生物が打ち上がったものも、貝やウニの殻などたくさん見つかりました。また、クルミや流木など真鶴半島ではあまり見られない植物は、川を流れて、陸から来たと考えられます。クルミには、アカネズミ(?)がかじった痕がついてることもあり、よく観察すると陸上の自然の生物のことまで知ることができるのです。

また、カニやヤドカリ、ナマコなど海の生物も子ども達が見つけてくれました。寒くなり、磯の生物もだんだんと少なくなってきていました。三ツ石海岸にも冬が近づいてきています。



次回の海のミュージアムは、海とつながりの深い陸の自然も学ぶイベントとして「冬の『お林』ネイチャーウォーク」(12月1日(日))を開催し、お林と海辺を散策します。江戸時代から真鶴の人々に大切にされてきた「お林」で、一緒に自然を観察しましょう。




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