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いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2014年7月28日月曜日

「海のミュージアム 磯の生物観察会/海の自然実感教室〜磯の生物をくわしく調べてみよう〜」(2014年7月27日)

7月27日(日)は、「真鶴町 三ツ石海岸 海に親しむイベント 海のミュージアム」を開催しました。

午前中は「磯の生物観察会」を行い、三ツ石海岸で参加者のみなさんに生物を探して頂きました。干潮時の磯は、大きな岩の間に石がごろごろと転がっていて、ところどころに海水のたまった「潮だまり」がありますが、一見するとはじめはあまり生物がいるようには感じられないかもしれません。どんなところにいるのか、どのように探したらよいかなど、探し方のコツはスタッフからご案内していますが、みなさんはすぐに慣れて、たくさんの生物を見つけていらっしゃいました。
潮だまりの中もよーく見てみるとたくさんの生物がいます。



最後はリリースの前にそーっと触って観察。

この真夏の時期に、みなさんを度々驚かせているのは、今回も見つかったムラサキクルマナナコの集団です。ムラサキクルマナナコは、三ツ石海岸でよく見られます。その名のとおり紫色の体をしていますが、体はつるっとしていて、口の部分にある「触手」がニョロニョロと動いています。ふつうみなさんがイメージされるナマコとは少し違うかもしれませんが、何より、石をひっくり返したときに何匹も集団でいる様子にはびっくりしてしまいます。多いときには10匹以上もいるときがあるので、参加者のみなさんも見つけたときには歓声(というか悲鳴)が上がるほど驚いていらっしゃいました。
石の下にいたムラサキクルマナマコの集団。


午後の「海の自然実感教室」は、今回は夏休み企画として自由研究や宿題にもご活用頂けるように「磯の生物をくわしく調べてみよう」というテーマで行い、午前中に見つけた生物をさらに詳しい解説を行ったり、生物の体のようすを顕微鏡を使って観察しました。

午前中の観察会で見つかったタコノマクラ。

集団で見つかってみなさんを驚かせていたムラサキクルマナマコですが、名前に含まれる「クルマ」の由来となっている「骨片」も観察して頂きました。ナマコはとてもやわらかいのですが、体を支える仕組みとして皮膚の中に微小な骨の片を持っていて、それが「骨片」と呼ばれます。この骨片のかたちはナマコの種類で異なっていて、ムラサキクルマナマコのものは車輪のようなかたちをしています。黒っぽく、ミミズのような見た目からは想像できませんが、顕微鏡で観察した骨片はとても美しい模様をしていて、参加者のみなさんの中には「ナマコのイメージが変わった。意外とかわいいね。」という方もいらっしゃいました。
顕微鏡で見たムラサキクルマナマコの骨片。

その他にも、ヤドカリが貝殻に入る様子や、真鶴港のプランクトンを顕微鏡で観察したりして頂くなど、海の生物や自然に関して自由研究や宿題のテーマになりそうなものを紹介しました。
今回紹介した内容以外にも、海には調べたり観察したらおもしろいことがたくさんあります。
今後も開催する「海のミュージアム」や「まなづるの海の生物観察コーナー」でもご相談やご質問大歓迎ですので、ぜひ遊びにいらしてください。





※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

2014年7月23日水曜日

「まなづるの海の生物観察コーナー」(2014年7月20日)

7月19日(土)、20日(日)は、真鶴町立遠藤貝類博物館のテラスにて「まなづるの海の生物観察コーナー」を開設しました。

このコーナーでは、真鶴半島の磯の生物や海のプランクトンを展示し、図鑑や顕微鏡などを用意していますが、三ツ石海岸や博物館をおとずれるみなさんにお気軽にお立ち寄り頂いて、真鶴の海の自然のすばらしさや生物の魅力を知って頂くことができます。博物館の学芸員や、ディスカバーブルーの海の生物を専門に学んだスタッフがおりますので、生物の解説や海について気になっていることや疑問に思っていることなどについての、質問もお待ちしています。


磯の生物を実際にさわって観察できます。

顕微鏡ではプランクトンやその他の生物を観察します。

19日、20日の2日間は、三ツ石海岸の磯の生物と、プランクトンを展示しました。ナマコにクモヒトデ、ウニも4種類、その他にもさまざまな種類のカニや貝のなかまを見て頂きました。当日の人気はイロミノウミウシのなかまで、体長2cm程度のオレンジ色の体に白色のまるでミノを纏っているような姿をしています。
3匹のイロミノウミウシとクモヒトデ(左上)、コシダカウニ(中央下)

プランクトンの観察では、フジツボの幼生やカニの幼生も観察頂きました。卵からかえった後は、写真のような姿で海の中をふわふわ漂ってプランクトンとして生活しています。
カニのゾエア幼生


「まなづるの海の生物観察コーナー」は夏休み期間中、下記の日時で開催します。
博物館横のテラスで開催していますので、雨の日でもお楽しみ頂けます。また、夏休みの宿題や自由研究にもおすすめです。ぜひ、お立ち寄り下さい。

【まなづるの海の生物観察コーナー(申込み不要、入場無料)】
日程:7/25(金)※、7/26(土)、7/29(火)※、7/30(水)※、8/3(日)、8/16(土)、8/17(日)、8/22(金)、8/31(日)
時間:11:00~15:30(※7/26、7/29、7/30のみ13:30~15:30)
場所:真鶴町立遠藤貝類博物館入り口横テラス(ケープ真鶴2階)






※今回のイベントは、真鶴町からの受託事業「海の学校」の一環として特定非営利活動法人ディスカバーブルーが実施しました。

2014年7月16日水曜日

「海のミュージアム 磯の生物観察会/海の自然実感教室」(2014年7月13日)

7月13日(日)は、「真鶴町 三ツ石海岸 海に親しむイベント 海のミュージアム」を開催しました。

午前中は、三ツ石海岸の潮だまりなどで生物を探して観察する「磯の生物観察会」を行いました。当日は曇り空で雨が心配でしたが、今回もたくさんの生物が見つかり、ご参加されたみなさんに楽しんで頂けたようでした。

中でも、ナマコのなかまはいろいろな種類が見つかり、今回一番大きかったニセクロナマコをはじめ、石の下に何匹も集団で見つかったムラサキクルマナマコや、酢とあえてよく食されるマナマコなど、「ナマコ」と言ってもさまざまな種類がいることを初めて知った方も多く、驚かれていました。また、陸上では見かけない、ちょっと変わった見た目をしていることもあり、スタッフが名前や生態などを解説をさせて頂くと、さらに興味を持って頂けたようで、いくつか質問も頂きました。


午後は、「海の自然実感教室~大きな海の話と小さな生物たちの話~」として、町立遠藤貝類博物館のテラスで、真鶴周辺で生息する生物の標本や、海中の様子を写した写真などを使って海の自然や生態系についてのお話をし、プランクトンや午前中に見つけた生物の観察を顕微鏡を使って行いました。

プランクトンの観察では、小魚の主な餌となり海の生態系を支えているカイアシ類や、貝やゴカイなどの幼生(こども)などの他に、ウミタルのなかまや小さなクラゲのなかまなどを観察することができました。

また、午前中に見つけたウニのからだや、ナマコの骨片を顕微鏡で観察しました。ナマコは骨を持っていませんが、体を支える仕組みとして皮膚に微小な骨のかけらを持っています。その形は種類によって異なっていますが、今回観察したムラサキクルマナマコの骨片は車輪のようなかたちをしています。なかなかきれいな形をしているので、見た目とのギャップが大きく驚きがあります。こうしてちょっと知っていただくだけで、見慣れない海の生物に親しみを持ってもらえればと思います。
何だかわかりますか?コシダカウニを拡大したものです。
中央が肛門です。


ムラサキクルマナマコ(上)と骨片(下)


※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの共催で実施しました。
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