ロゴ色彩調整済み

About Me

自分の写真
神奈川, Japan
いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2014年8月28日木曜日

「海のミュージアム 『磯の生物観察会』/『海の自然実感教室』」(2014年8月27日)

8月27日(水)は、「真鶴町 三ツ石海岸 海に親しむイベント 海のミュージアム『『磯の生物観察会』/『海の自然実感教室』」を開催しました。

いよいよ夏休みが終わってしまう寂しさを感じたり、まだ宿題が終わっていなくて気持ちが焦る時期だったかと思いますが、小学校へ上がる前のお子様連れやお友達同士のご家族などでご参加いただき、賑やかな観察会となりました。
午前中は三ツ石海岸で「磯の生物観察会」を開催しましたが、あいにく、雨が降り出しそうな曇り空だったので、三ツ石海岸で生物を探した後は、町立遠藤貝類博物館のレクチャースペースに生物を運んできて観察しました。

今年の夏は、昨年に比べるといろいろな種類のナマコを観察することができました。ニセクロナマコ、テツイロナマコ、イソナマコ、トラフナマコ、マナマコにムラサキクルマナマコなどは、三ツ石海岸では普通に生息している種類で、珍しいということではありませんが、それらのうちの数種類が観察会のたびに見つかりました。ナマコは棘皮動物門に属していますが、これは海洋生物に特有で陸上には存在しないグループです。見てびっくり触ってびっくりということで、参加された方は、大人も子供も興味深々で観察されていました。
ちょっとびっくり・・・。さわってみようかな、でもちょっとこわいな。

午後は、博物館のレクチャースペースで「海の自然実感教室」を行いました。今回は、海の環境のお話のほか、プランクトンや午前中に見つけた生物を詳しく観察したりしました。

「磯の生物観察会」でも人気だったナマコたちですが、実感教室ではその体の仕組みも詳しく解説し、骨片という皮膚にあるカルシウム分で体を支える働きをしている部位を顕微鏡で観察していただきました。骨片の形状は種類によって異なっているのですが、今回はテツイロナマコの骨片やムラサキクルマナマコのものを比べて見ていただきました。一見すれば、体はちょっと黒っぽくてにょろっとした似た者同士なのに、顕微鏡で見なければわからないような繊細な部分ではこんなに違うなんて不思議です。
棒状に見えるのが、テツイロナマコの骨片。
テツイロナマコ。

その後のレクチャーも、特に小学生のお子さんは海の生物にとっても詳しく、知っていることを教えてくれたり、初めて見る生物の写真に喜んでくれたりと、みなさんで楽しく過ごすことができました。今後も、海の自然のことについていろいろと感心を深めて行ってくれたらうれしいです。

※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

2014年8月25日月曜日

「海のミュージアム×真鶴まちなーれ 『お林ネイチャーウォーク』」(2014年8月24日)

8月24日(日)は、海のミュージアムと8月9日から開催されていた、町の魅力をアートを通して体験するイベント「真鶴まちなーれ」との連携イベントとして『お林ネイチャーウォーク』を開催しました。

真鶴半島の先端部は、常緑照葉樹の林が広がっていますが、町の人からは「お林」と呼ばれて、昔からずっと大切にされてきました。そのおかげで、市街地から近くアクセスの良い場所にも関わらず、陸から海岸へと続く豊かな自然を観察することができます。

曇り空で真夏の蒸し暑い日でしたが、お林の中はひんやりと涼しく、風が吹けば自然のクーラーのようでした。上を見上げると、お林を構成する主な樹木であるクロマツ、クスノキ、スダジイの木々の葉が生い茂って日光を遮っているのがわかりましたが、これらの樹木は成長するのに適した環境がそれぞれ異なるので、自然の森林では一緒に見られることはありません。つまり、お林が人々の手によって植えられ管理されてきた歴史があるということを樹木の種類が示しています。クロマツは江戸時代に、クスノキは明治時代に植樹され、その後、自然発生でスダジイが育ったので、お林で観察できる大木は大変珍しい組み合わせになっているのです。

お林の木々は大きく、下から見上げるとはるか上にクスノキやスダジイの樹冠が見えます。

お林では、草花などの植物や木の実を観察するのも楽しみの一つです。当日はヤブミョウガの白い花がそろそろ終わりに近づき、黒い小さな実をつけているのが印象的でした。また、イヌビワはイチジクのなかまで、なかなかおいしいとのことで動物も餌として好むものもいるそうです。
ヤブミョウガ。白い花が咲き、夏には黒い小さな実をつける。
イヌビワ。美味しいんだそうで、動物にも人気。

真鶴町では、こうしたお林の自然も町を訪れる人々に知ってもらおうと、特定の場所の紹介をスマートフォンで見ることができる「AR」という仕組みを「まちなーれ」期間中に合わせて設置していました。設定されたポイントで、イラストのカードにスマートフォンをかざすと、植物の解説などがわかり、専門のガイドがいなくても手軽に散策を楽しむことができます。
真鶴の海の自然が豊かであることの理由として、このお林の存在も欠かせません。また、お林の植生も海の影響を受けて魅力あるものになっていて、真鶴町は自然体験をして遊ぶのにも見どころがいっぱいです。今回のようなイベントの参加やARの利用などで、ぜひより多くのみなさまにお越しいただき、楽しんでいただければと思います。
ARで解説中。


※今回のイベントは、「真鶴まちなーれ」との連携企画として、真鶴町立遠藤貝類博物館が主催、特定非営利活動法人ディスカバーブルーが企画・実施しました。

2014年8月23日土曜日

「海のミュージアム×真鶴まちなーれ 『真鶴町内宿泊者向け 夜のプランクトン観察会』」(2014年8月22日)

8月22日(金)は、当日の夜に真鶴町内の民宿などにご宿泊お客様を対象に、夜のプランクトン観察会を開催しました。
「夜のプランクトン観察会」はこれまで、真鶴町内の小学生や町外の子ども会などのイベントとして実施してきましたが、ご参加いただいたみなさまには大変好評で、子どもはもちろんですが、保護者としていらしていた大人の方にも喜んでいただけていたので、今回は真鶴町を観光などで訪れ、宿泊施設をご利用のお客様にも町の魅力を体験していただく夏のイベントとして開催しました。

夜の真鶴港に集合して、みなさんにプランクトンをつかまえてペットボトルに入れていただきま。真鶴港の夜景はなかなか素敵ですが、プランクトンを海から引き上げるときに、ヤコウチュウが青白く光ると、そちらにも喜んでいただけたようで、暗闇にみなさんの(夜なので控えめな)歓声が聞こえました。
真鶴港の夜景。イチオシです。
つかまえたプランクトンはペットボトルに入れます。

近くの集会所に移動し、プランクトンを投影機でスクリーンに投影して見ていただきました。スクリーンに映し出されたプランクトンの影は、大きいものも小さいものありますが、素早く泳いだりくるくる回っていたりと賑やかです。夜にプランクトンをつかまえて観察すると、昼間よりも動物プランクトンの数や種類も多く見ることができます。また、小学生向けのイベントでも大人気のヤコウチュウの発光する様子も、ヤコウチュウが多い日の夜にしか観察できないものですが、真鶴町にご宿泊いただいて体験できる、特別な海の自然の楽しさだと思います。
少し、プランクトンや海の生物についてお勉強。

スクリーンに映し出されたプランクトンたち。

みなさんがつかまえたプランクトンは、お一人ずつ顕微鏡で観察していただきました。やはり、夜の観察会では特に動物プランクトンの種類が豊富で、ふだんはなかなか見つからない種類なども観察いただくことができました。イベントの時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、中には、時間が過ぎても「もっと観察したい」という方や、プランクトンの入ったペットボトルを持って帰って、宿でもヤコウチュウを観察したいというお子さんもいて、真鶴町を訪れたみなさんに、海の自然豊かな真鶴町の夜にしか体験できないイベントとして楽しんでいただけたようでした。

植物プランクトンも動物プランクトンもたくさん観察できました。

※今回のイベントは、「真鶴まちなーれ」との連携企画として、真鶴町立遠藤貝類博物館が主催、特定非営利活動法人ディスカバーブルーが企画・実施しました。

2014年8月22日金曜日

「真鶴町 夜のプランクトン観察会(岩地区)」(2014年8月21日)

8月21日は、真鶴町岩地区の児童を対象に「夜のプランクトン観察会」を行いました。真鶴町には真鶴港と岩漁港の2つ港があり、先日、真鶴地区の観察会を行ったのに引き続き、今回は岩漁港でプランクトンをつかまえて観察しました。

夜のプランクトン観察会は、毎年とても人気で、今年もたくさんの小学生が参加してくれました。真鶴町岩にある横浜国立大学の臨海センターを会場としてお借りし、プランクトンのつかまえ方を説明してから、岩漁港へ移動してプランクトンをつかまえました。



暗い夜の海に向かってプランクトンネットを投げるのは、子ども達にとってはちょと不安で緊張するようで、スタッフがしっかり支えているのですが、ドキドキする様子が伝わって来ました。

暗闇では何も見えませんが、懐中電灯でつかまえたプランクトンを入れたペットボトルを照らすと、プランクトンが跳ねるように泳いだり漂っている様子が見えました。

臨海センターに戻って、最初にヤコウチュウの光る様子を観察しました。実験室を真っ暗にして、ペットボトルの水面のあたりを見ていると、チラチラと光る青白い光が見えました。この光を出しているのがヤコウチュウです。ヤコウチュウは、物理的な刺激に反応して光るので、そっとペットボトルを揺らしてみると更に強い光を観察することが出来ました。今回は、比較的はっきりと光る様子が観察できたので、ペットボトルの中には、たくさんのヤコウチュウをつかまえることができたようでした。
その後、プラクトンをスクリーンに投影して全体を観察したり、一人一人顕微鏡を使って詳しく観察したりしました。学年が上の子や、毎年参加してくれている子もいましたが、みんな顕微鏡の使い方も上手になってきていて、はじめて参加する子に教えて上げている姿も見られました。


夜にプランクトンを観察すると、昼とは違った様子を観察できます。昼間、表層では植物プランクトンが日光を浴びて光合成をしています。動物プランクトンの多くはその少し下の層で過ごしていますが、夜になると表層の植物プランクトンを食べるために移動してくるので、夜に岸壁からプランクトンネットを曳くとより多くの動物プランクトンを観察することが出来るのです。
動物プランクトンは、よく動くので、子ども達にも人気です。今回も、昼間にも比較的見られる貝やゴカイの幼生に加え、カニやヤドカリの幼生やヤムシなど夜に多い種類もたくさん観察でき、たいへん夢中になってもらえたようでした。また、来年も、どんなプランクトンが見られるか楽しみですね。

※今回のイベントは、「真鶴町 海の学校」として、真鶴町から特定非営利活動法人ディスカバーブルーが受託し、指導・実施しました。

「真鶴自然こどもクラブ まなづるの海の研究1日体験〜横浜国立大学実習船「たちばな」体験乗船〜」(2014年8月20日)

8月20日は、真鶴町内の児童対象イベント「真鶴自然こどもクラブ」で横浜国立大学にご協力頂き、実習船「たちばな」の体験乗船と、大学生や研究者が行う海洋環境についての調査を体験しました。

船に乗る前に、海洋環境の調査ではどんなことをするのかについてお話を聞きました。水温や塩分濃度を計ったり、大きなプランクトンネットを使って、船の上から海中を引き上げてプランクトンをつかまえて観察したりするのですが、船で使用するプランクトンネットの実物を、横浜国立大学准教授の下出先生が見せてくれました。いつもの観察会で使っているネットの10倍くらいはありそうな大きさに、子供達はびっくりしながらも、本格的な研究器具を使っての調査にわくわくしている様子でした。

船で引くためのプランクトンネット。大きい!

真鶴港で「たちばな」に乗船しました。早く乗りたくてそわそわしたり、緊張や不安で口数が減っていたりする様子が見られましたが、子供達それぞれに普段経験しないことにチャレンジしているんだということがわかりました。調査用具なども積み荷も完了し、「たちばな」が出航しました。
出発進行ー♪いってきまーす。

 たちばなは、横浜国立大学の学生が月例調査を行っている調査地点まで航行し、そこで表層0mから100mの間の5層について採水し、みんなで水温を計測しました。また100mの深さから大きなプランクトンネットを引き上げ、プランクトンをつかまえました。これらの作業を終えて、みんな無事に帰港しました。船酔などを訴えることもほとんどなく、子ども達の元気パワーにすごいなあと感心してしまいました。
下船後、実習船「たちばな」と記念撮影。

元気な子ども達は、お昼ご飯を食べた後もおにごっこなどをして楽しんだあと、午後の少し専門的な内容にも、一人一人真剣に取り組んでいました。
表層0mから10m、40m、60m、100mで採った海水の塩分濃度を塩分計で計って、グラフにしてみました。さらに、同じ水深の水温もグラフにして調べてみました。水その結果について、みんなでいろいろ考えたり、話し合ったりしました。
塩分濃度計を使って塩分測定中。お友達同士の協力も大切。

塩分濃度計測順番待ち。どうー?見える??

また、つかまえてきたプランクトンを顕微鏡で観察しました。昨日の「夜のプランクトン観察会」で観察したプランクトンと比べて、同じ種類も違う種類もいたことや、今日つかまえた沖合のプランクトンの方が大きいものが多いことなど、いろいろ発見したことを教えてくれ、すっかり小さな研究者のようでした。
プランクトンをピペットで採取。

大学生も使用する顕微鏡でプランクトン観察。使いこなしてます。

最後は、横浜国立大学教授の菊池先生からまとめのお話をしていただきました。たくさん観察したプランクトンは、小魚の餌になり、小魚はイワシやアジなどの魚の餌になり、さらにそれをマグロやカツオなどの大型の魚が食べています。一方、植物プランクトンが増えるためには、日光と陸から川を伝って海へ運ばれる栄養が必要です。身近な真鶴の海でも同じで、海の生物どうしのつながりや海と陸のつながりなど、自然の大きなつながりがあって、お魚がたくさんとれたり、磯でいろんな生物を観察したりすることができます。今日の思い出と一緒に、子ども達みんなの心に残ってくれるといいなと思います。


※今回のイベントは、文部科学省 公民館を中心とした社会教育支援事業の一環ととして、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーが実施しました。

2014年8月19日火曜日

「真鶴町 夜のプランクトン観察会(真鶴地区)」(2014年8月18日)

 8月18日は、真鶴町内の児童を対象に「夜のプランクトン観察会」を行いました。真鶴町には真鶴港と岩漁港の2つ港がありますが、今回は真鶴港のプランクトンを観察しました。

港近くに集合して、最初のレクチャーでプランクトンについての説明や、つかまえ方をお話しました。この「夜のプランクトン観察会」は、毎年夏休みに開催しているので、もう何回も参加してくれている子や保護者の方もいらして、「楽しみにしていたよ」と声をかけて頂けました。
レクチャー後、プランクトンをつかまえに真鶴港へ行きました。夜の港は薄暗く、船の係留ロープなどで足場が悪いことも多いので、みなさんで慎重に歩きました。オレンジ色の街灯に照らされた港の雰囲気は昼間とは全く違い、夜の港の景色を見られるのも、この観察会の楽しみの一つです。
子ども達一人一人にプランクトンを自分でつかまえてもらって、持って来たペットボトルに入れて持ち帰りました。プランクトンを入れたペットボトルを懐中電灯で照らすと、小さな小さな生物がたくさんいるのが見えました。プランクトンが入っているのが確認できると、「早く顕微鏡で見てみたい!」とますます興味が湧いて来ているようでした。
夜の港でプランクトンをつかまえました。



室内に戻り顕微鏡で観察をする前に、部屋の中を真っ暗にして、ヤコウチュウが光る様子を観察しました。ヤコウチュウは夏の時期に多い植物プランクトン渦鞭毛藻類のグループで、波の動きなど物理的な刺激によって青白く発光します。自然環境の条件により個体数が増減する生物なので、夏の間にいつでも見られるもではありませんが、今回はヤコウチュウの数が多く、発光のようすをきれいに観察することができました。子ども達はもちろん、保護者の方まで、みなさんに大変喜んで頂くことが出来ました。
顕微鏡で観察したヤコウチュウ。

その他にも、今回はウミタルという動物プランクトンが多く観察できました。あまり多いので、「またウミタルだー・・・」と残念がっていた子もいたのですが、実は真鶴港でこんなに多く見られるのも珍しいことです。海の生物の様子がいつも同じではなく、変化しているということを感じることが出来ます。ぜひ来年の観察会にも参加してみてください。きっと今年とちがった発見が出来ると思います。
顕微鏡で観察したウミタル。


みんなで顕微鏡観察しているようす。にぎやかに盛り上がっていました。


※今回のイベントは、「真鶴町 海の学校」として、真鶴町から特定非営利活動法人ディスカバーブルーが受託し、指導・実施しました。

2014年8月18日月曜日

「海のミュージアム×真鶴まちなーれ『海の生物を描いてみよう』」(2014年8月16日〜 17日)

8月9日~31日にかけて、真鶴町では、アートを通して町の魅力を感じるイベント「真鶴まちなーれ」が開催されていました。このイベント期間中は、町内の各所にすてきなオブジェが展示されたり、町の特徴を活かしたワークショップが催されていました。
海に親しむイベントとして真鶴町立遠藤貝類博物館とディスカバーブルーが開催している「海のミュージアム」でも、真鶴の海とアートを結びつけたワークショップとして8月16日(土)、17日(日)の2日間に渡り、「海のミュージアム×真鶴まちなーれ『海の生物を描いてみよう』」を開催しました。


磯の生物やプランクトン、ビーチコーミングで見つかるさまざまな漂着物を用意し、みなさんに気に入ったものを選んでもらい、海の見える会場でスケッチをして頂きました。



スケッチすることにより、必然と生物の体のつくりをじっくり見るようになり、そうすると体の一つ一つの特徴をよく理解することが出来ます。また、同時に、生物の体のつくりや模様の面白さにも気づかされます。例えば、下の写真はムラサキクルマナマコの骨片という、体を支えるための器官ですが、とても美しいデザインをしています。このデザインはナマコの種類によってさまざまですが、何のためにこのような形になったのかを考えたり、さらに、これらが人の手ではなく自然がつくった美しさであるということを考えたりすると、より魅力的に感じます。

真鶴まちなーれへの参加を目的に来られた方はもちろんのこと、真鶴町がふるさとで、夏休みに帰省で立ち寄ったという家族連れの方などにもお越し頂き、真鶴町で今回のようなイベントを行っていることや、身近な海の生物に秘められた自然のデザインのすばらしさなどを知り、真鶴町やその自然の魅力を実感して頂けたようでした。
多くの皆さまに、海の生物のアートとしてのおもしろさと、海の自然豊かな真鶴の魅力を発信できるような取組みを今後も実施していければと思います。

2014年8月15日金曜日

「海のミュージアム 『磯の生物観察会』/『海の自然実感教室』」(2014年8月14日)

8月14日(日)は、「真鶴町 三ツ石海岸 海に親しむイベント 海のミュージアム『『磯の生物観察会』/『海の自然実感教室』」を開催しました。

午前中は「磯の生物観察会」を開催し、夏休みのお盆期間ということもあり、たくさんの皆さまにご参加頂きました。この観察会では、三ツ石海岸でみなさんに生物探しをして頂いた後、見つかった生物を現地で観察し、スタッフから解説を行っていますが、当日はお昼前くらいからは雨が降りそうな心配なお天気でした。そこで、生物さがしを早めにスタートして、観察や解説は室内で行うことにしました。
晴れた三ツ石海岸の景色は、もちろんとても素晴らしいのですが、観察会には曇り空がちょうどです。あまり暑すぎると生物が水の中の涼しい方へ移動してしまうこともあります。

潮だまりの中や、転石の下などを探して頂き、いろんな種類の生物が見つかっていましたが、途中でぽつりぽつりと雨が降って来てしまいました。残念でしたが生物さがしはここで中断し、会場の真鶴町立遠藤貝類博物館へ戻って生物の解説をしました。



カニやヤドカリのなかま、貝のなかま、ウニやヒトデのなかまなど、いつもより探す時間は短かったのですが、みなさんはたくさんの生物を見つけられたようでした。スタッフから生物の解説をさせて頂き、その後、自由に観察してもらいました。

特に子どもたちは、気になる生物にそっと触れたり、じっーっと釘付けになって見つめ、なかなか離れなかったりと興味津々のようでした。また次回、ゆっくり時間をかけて生物を探すと、もっとちがった種類にも出会えるかもしれません。また遊びに来て頂ければと思います。



午後は、「海の自然実感教室~大きな海の話と小さな生物たちの話~」を真鶴町立遠藤貝類博物館のレクチャースペースで行い、午前中の生物のさらに詳しい解説や観察、生物の標本やスライドを使ったレクチャーやプランクトンの観察をしました。
相模湾には多様な海の生物が暮らしていて、磯の生物観察会でもたくさんの種類を見つけることができますが、それはほんの一部にしか過ぎません。標本やスライド写真では、磯での観察では出会えない、もっと深いところの生物やめずらしい生物をご紹介しました。


また、午前中に見つかったヒモイカリナマコの骨片を顕微鏡で観察しました。
ヒモイカリナマコの骨片。錨のようなかたちの棒状の骨片があります。

ヒモイカリナマコ。体長は5~6cmほど。
ナマコの柔らかい体はほとんどが水分で出来ていますが、それを支えるために骨片という皮膚に細かい炭酸カルシウムの骨片をを持っています。骨片は、ナマコの種ごとに異なる形をしていて、同定するための大事な特徴です。ヒモイカリナマコの骨片は、たくさん穴の空いた楕円形のものと、棒状のものの2種類があって、棒状のものは船の「錨(イカリ)」に似ています。「イカリナマコ」というのは、この骨片の形が由来になっています。ナマコたちのいろいろな形の骨片を調べてみるのもおもしろいと思います。


※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。
Powered by Blogger.

Blog Archive

ⓒ Copyright 2010 Discover Blue. ALL rights reserved.