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神奈川, Japan
いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2015年3月28日土曜日

「海のミュージアム 『磯の生物観察会』/『海の自然実感教室』」(2015年3月26日)

3月26日(木)は「海のミュージアム『磯の生物観察会』」を開催しました。

ぽかぽか日差しが気持ちのよい三ツ石海岸。今回は春休みが始まったこともあり、小学生のお子様が特に多く参加してくれました。
磯で生物を探すのには、いくつかコツがあります。生物さがしをスタートする前に、スタッフからそれを簡単にご説明しているのですが、さすが小学生はしっかりと聞いていて、開始直後から上手に見つけて観察していました。
コツの一つは、動きの早いカニや魚は、すばやく追いかけることです。これは、当然のことですが、なかなか難しいです。相手は磯で生きていくために適したからだのつくりをしていて、敵から逃げるための動きをすることができるように進化しているので、人間の私たちはそう簡単にはかないまん。
もう一つは、じっと観察すること。潮だまりの中、海藻の上、石の隙間や裏側には、じっと動かないことで身を守る工夫をしている生物を見つけることができます。
潮だまりをじーっとのぞきこむと、ひっそり隠れている生物に気がつきます。
 じーっとのぞきこんで観察していたところ、潮だまりの中にウツボを発見しました。ウツボは噛む力が大変強いので、今回は潮だまりの上からみなさんと観察しましたが、ほかのカニや貝のなかまに比べると、体も大きく、目や鋭い歯など迫力がありました。
じーっとのぞきこんだ結果、ウツボを発見!
(スタッフの写真には写せませんでした・・・残念)


また、その他にも今回はナマコだけでも6種類、なかなかお目にかかれないウミウシのなかまも6種類も見つかりました。特にウミウシは色がきれいなものが多く、人気があるので喜んでいただけたようでした。
オトメウミウシが2個体います。白地に黒っぽい斑点があります。

橙色のものがメリベウミウシ、鮮やかなピンクはミノウミウシのなかまです。

また、はじめはちょっとびっくりされることが多いナマコやアメフラシですが、慣れてくるとその触り心地やのんびりした動きが楽しいようで、観察会の終盤には子どもたちの人気者になっていました。

次回の海のミュージアムは4/5(日)に開催します。春休み最後のお出かけに、ぜひ遊びに来てください。



2015年3月12日木曜日

「海の自然を活かした観光促進のためのワークショップ (真鶴町)」(2015年3月11日)

3月11日は、真鶴町内で宿泊業や飲食業など主に観光産業に関わっていらっしゃる方や、町内で観光振興に興味をお持ちの方を対象に「海の自然を活かした観光促進のためのワークショップ 」を行い、海のミュージアムなどの一般公開イベントで参加者のみなさんに楽しんでいただいている内容を体験していただきました。
本ワークショップは12月のプランクトン観察に続いて2回目の開催となり、三ツ石海岸での磯の生物観察を行いました。

はじめに、海のミュージアム等これまで実施してきた真鶴町の海を活かした事業についての説明をさせていただきました。参加頂いた方は、ほとんど取り組みをご存知の方でしたが、活動の詳細や海のミュージアムの参加者のアンケート結果などには特に興味を持っていただけたようでした。
その後、三ツ石海岸へ移動して、磯の生物観察を行いました。3月に入り、暖かくなり始めたといっても、水はまだまだひんやりと冷たく、ずっと手を入れていると寒くなってしまいますが、潮だまりをのぞくだけでヒトデやクモヒトデ、ウニなどを見つけることができました。夏に比べると柔らかい日差しや、まだ冷たい水温が多くの生物にとっては過ごしやすいのかもしれません。

アメフラシやクモヒトデ、巻貝など。

参加者のみなさんも、開始直後から、次から次へと様々な種類の生物を見つけられることに驚かれていましたが、時間が経過するごとにより夢中になって楽しんでいただけたようでした。

見つけた生物は、一般公開イベントと同じように、現地で解説をしました。海の生物の陸上の生物とは、一味も二味もちがった不思議な生態やその理由と海特有の環境についてお話しするともに、真鶴の海のすばらしさについてもお伝えしました。

最後に、「いつも近くで見ていたけど、こんなに生物がいるなんて知らなかった、すごい!」と感想をいただきました。そんな海の自然の楽しさを求めて、海のミュージアムへのご参加など、真鶴町に遊びに来る方も多くいらっしゃいます。町内で観光業に携わるみなさんにも、その楽しさや魅力を体験していただくこともとても大切だと考えています。今後も、海の自然を活かした観光振興につながる取り組みを、町内の観光を支えているみなさまと考えさせていただければと思います。
観察終了後も、見つけた生物を図鑑で熱心に調べていらっしゃいました。

※今回のイベントは、文部科学省 公民館を中心とした社会教育支援事業の一環ととして、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーが企画・実施しました。

2015年3月9日月曜日

「海のミュージアム 『磯の生物観察会』/『海の自然実感教室』」(2015年3月8日)

秋から冬にかけては干潮時刻が夜になるため、お休みしていた「磯の生物観察会」ですが、3月8日(日)に、今シーズン初の「真鶴町 三ツ石海岸 海に親しむイベント 海のミュージアム『『磯の生物観察会』/『海の自然実感教室』」を開催しました。

少しずつ暖かくなり、春が近づく三ツ石海岸では、生物たちの活動も活発になり始め、生物観察にとてもよい季節を迎えています。磯の生物観察などの海の活動は、どうしても夏のイメージがありますが、潮だまりの水も暖かくなってしまうような真夏よりは、涼しく、海藻などの餌も豊富な春は生物も過ごしやすいようで、寒い冬にじっと耐え、春を迎えて生き生きと活動する生物の様子を観察することができます。
今年最初の磯観察ということで、参加者のみなさんと一緒にどんな生物に出会えるか、スタッフも楽しみでした。

春の磯の景色は、転石の表面が緑色をしています。海藻のなかまが生えています。
アマクサアメフラシ(上と中央)、とヒライソガニ(右)

この時期は夏場よりも岩の表面が緑色をしていて、海藻のなかまが多く生えているので、足元はつるつるとよく滑ります。そのため、歩いて移動するのにも注意が必要なのですが、実はこれを餌にする貝のなかまを多く観察することができます。特に今回は、アメフラシのなかまがあちらこちらで、本当にたくさんみつかりました。岩の下に隠れているものはもちろん、潮だまりを覗き込めば必ず見つかるといっていいほどでしたので、参加者のみなさんもびっくりしたり、喜んだりと歓声をあげて楽しんでいただけたようでした。
海藻の中でお食事中のアマクサアメフラシ。

どんな生物が見つかったか、みんなで観察しています。
クモヒトデのなかまもいました。

午後は、「海の自然実感教室~大きな海の話と小さな生物の話~」を開催しました。午前中に観察した磯の生物の話から発展して、それら生物の暮らす相模湾の海の中の様子や、真鶴港で採集したプランクトンを顕微鏡で観察していただきました。
顕微鏡で観察しなくてはならないほど小さなプランクトンですが、小魚の餌になったり、カニやヒトデなども卵から孵ったあとはプランクトンとして生活していることなど、大きな海の生態系にとって、大切な役割を果たしています。
真鶴港で採集したプランクトンを投影して動く様子を観察しています。

今回は、植物プランクトンの珪藻類がたくさん観察できました。夏の時期の濁ったイメージのある相模湾ですが、冬場は透明度15m以上にもなり、かなり透明です。それはプランクトンも少なくなるためなのですが、2月の末頃から、徐々にまた濁りはじめていきます。これは「春濁り」と呼ばれ、プランクトンが増えてきたことによる現象で、これが見られると、そろそろ海の中にも春がやってくるということが感じられます。今回はこの春濁りの正体である珪藻類をたくさん観察できました。珪藻類は、規則的なデザインのものが多く、繊細できれいです。これほど一度に、多くの種類を観察できるのはやはり今の時期だけの楽しみです。
海のミュージアム、次回は3/22(日)、3/26(木)、4/5(日)に開催予定です。ぜひ、海の春の生き生きとした自然を体験しに、三ツ石海岸へ遊びに来てください。
植物プランクトン珪藻類のキートケロス

※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

2015年3月3日火曜日

「真鶴自然こどもクラブ 岩海岸 海の生物探検隊」(2015年2月28日(土))

2月28日に、真鶴町内の児童対象イベント「真鶴自然こどもクラブ」として「岩海岸 海の生物探検隊」を行いました。昨年11月の真鶴港に引き続き、今回はフィールドを岩海岸~岩漁港へ移しての活動でした。

集合場所の岩海岸は、真鶴町内では数少ない砂浜です。数年前には、ウミガメがこの浜で産卵のために来ていたという話しをスタッフがすると、子どもたちは驚いたり喜んだりしていました。そんな海岸で、最初にビーチコーミングと生物さがしをしました。

子どもは、大人では見落としてしまうようなものも、いろいろ見つけてくれますが、真鶴自然こどもクラブのメンバーは、とくによく見ています。
貝がらを拾う子、ビーチグラスを拾う子、海に入ってしまう子、砂を掘る子、生物を探す子など、子どもたちはそれぞれ自分の方法で楽しんでいました。また、「なんだろう?なぜだろう?」と考えるということも身についていて、発見したものについて、じっと見て観察し、分からなければスタッフに駆け寄って相談していました。
「これなんですかー??」
一度、集合してみると、たくさんの漂着物や生物が集まりました。春を迎えるこの時期に多いのは、海藻のなかまです。今回、特にホンダワラのなかまが多く打ちあがっていました。海藻には、緑藻、褐藻、紅藻のグループがありますが、食卓にあがる機会の多いヒジキやコンブ、ワカメなどは褐藻類であるという説明には、参加されたお母さん方にも特に興味を持っていただけたようでした。

ホンダワラはどうして水中で倒れないんだろう?
その後、岩漁港へ移動しながら岸壁や港の中を観察しました。船着場の隣では、ちょうど、定置網が干してありました。漁のために海に仕掛けてある網には、たくさんのアカフジツボなどちょっと沖にいる付着性の生物がたくさんついてしまうので、漁師さんがそれを取り除いて掃除して、干しています。近所に暮らす子どもたちには見慣れた光景ですが、海岸にはいない生物を見つけたり、定置網の大きさを間近で感じたりと、改めて漁業の町ならではの体験していました。
乾燥中の定置網。おおきいね。
岸壁に着くと、みんな一生懸命に港の中をのぞき込み出しました。
「ウニがいた!」
「ナマコだ!さわりたい!!」
真鶴自然こどもクラブでは、ナマコも人気者です。
下を真剣な眼差しでのぞきこんでます。
人気者のナマコ!
岩漁港内で見つけたマナマコとムラサキウニ。赤いものも黒いものもマナマコです。

さて、実は11月の活動の頃から3ヶ月ほど経過して、海の様子も変化してきました。岸壁から覗き込むと底がはっきり見えるほど透明だった海水は、少し緑がかった濁りがありました。これは「春濁り」といって、水中で植物プランクトンが増えてきたためです。そこで、プランクトンも採集して持ち帰り、顕微鏡で観察してみました。夏休みなどに観察したことがある子も多く、比較すると季節で違っているということに気づいている子もいて、子どもたちの成長も感じられました。
真鶴町には、自然も文化も子どもの発見や気づきとなるものがたくさんあります。町の中で、町の自然や文化に親しんで遊び、学ぶ機会として、また楽しんで参加してもらえればうれしいです。
プランクトン採集も上手になりました。
横浜国立大学臨海環境センターの実習所をお借りしてけんびk観察。
※今回のイベントは、文部科学省 公民館を中心とした社会教育支援事業の一環ととして、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーが実施しました。

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