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神奈川, Japan
いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2015年6月18日木曜日

海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~ 湯河原町立東台福浦小学校5年生のみなさん(2015年6月10日、15日)

Discover Blueでは、「海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~」として、神奈川県内の小学校等を対象に出前授業を行っています。


6月10日と15日に、湯河原町立東台福浦小学校5年生のみなさんに「海の授業」をさせていただきました。

湯河原小の5、6年生は、地元の福浦漁協の漁師さんの協力で、毎年、漁船に乗って定置網の水揚げの様子を見学し、当日に水揚げされた魚の話を聞くなどし、地域の海の産業について学習しています。
今回、ディスカバーブルーではこの漁船乗船体験に併せて、地域の海の自然についての学習の指導をさせていただきました。
6月10日は漁船乗船体験の前に、事前学習ということで教室での出前授業を行いました。写真や映像などの資料を見てもらいながら、海に関する基本的なお話や、子どもたちみんなが暮らす地域の海の特徴やそこに生息する生物を紹介しました。
5年生の理科の授業では、ちょうどメダカなどの淡水の水生生物についての学習がはじまるということで、まずは基本のお話をさせていただきましたが、予想以上に海や生物について知っている子もいて、担任の先生も驚かれているほどでした。これまで特に学習する機会がなかったとしても、生活の一部として海が身近な存在なのかもしれません。
漁船体験では、漁師さんが魚を水揚げするところを見学しますが、その魚の餌になっているのはプランクトンです。当日は、船上でプランクトンを採取して、学校に戻ってからプランクトンの観察を行います。関心が高い子も、はじめてのお話ばかりでびっくりしていた子も、とても一生懸命授業に参加してくれて、最後の質問タイムでも活発に手を上げて発言してくれました。みんながどんなことに興味があるのか、気になっているのかがわかって、スタッフもうれしく感じました。


漁船体験当日は、前々日までの雨予報から一転、ぴかぴかの青空と穏やかな海況となりました。
ワクワクした雰囲気の子どもたちを乗せて、福浦漁港から船が出港し、しばらくすると自分たちが暮らす町を海から見渡せるようになりました。はじめて目にする光景に、みんなどう感じたでしょうか。こんな体験も本当に貴重で素敵だと思いました。

だんだんと定置網の設置されたポイントに近づいてきました。網のそばにはみんなの乗った船とはちょっと形のちがう船に漁師さんが乗っていて、網を船の中に引き入れる作業を見学したり、今朝水揚げされた魚の種類を紹介してくれました。海は穏やかといっても、揺れる船の上での水揚げ作業の大変な仕事や、魚などにとても詳しく、丁寧にみんなに教えてくれる漁師さんの話に、子どもたちもすっかり引き込まれていました。

スタッフも漁師さんさながら、漁船からプランクトンネットを下ろしてプランクトンを採取しました。こちらも子どもたちは興味深々で見てくれました。魚のように目に見えないため、上がってきたプランクトンネットに入ったのは一見すると水のようですが、透明ではなく濁っていて、その中をよく見ると小さな粒がぴょんぴょんと動いているのがわかりました。


港に戻ってくると、船酔いなどでちょっと疲れ気味の様子でしたが、給食を食べたら元気一杯で、午後からはプランクトンを顕微鏡で観察しました。顕微鏡を使うのもはじめてのみんなは、使い方の説明をきちんと聞いてプランクトン観察に挑戦してくれました。

「うわー、すごーい!」「動いた!」「私のはあんまり動かないよ?」みんな自分なりに観察して気づいたことや感想を教えてくれました。この日は植物プランクトンが大変多く、動物プランクトンが見えにくくなってしまうほどでしたので、なかなか動く様子が見れなかったのですが、海の中では目に見えなくてもこんなにもたくさんの生物、特にこの季節は植物プランクトンがいるのだということを実感してもらうことができました。

まとめに、海の食物連鎖のお話をして、質問を受けました。事前授業や漁船乗船体験を経験して、さらにレベルアップした質問も出ていました。たった2日間ですが様々な体験を通して、子どもの成長するパワーを感じました。今後、今回のことを踏まえて、また一緒に学習のお手伝いをさせていただき、地域の自然やそれを活かした産業などへの理解や愛着心へとつなげていくことができればと思います。

※この事業は、「2014年中央ろうきん助成プログラム」の支援を受けて実施しています。

2015年6月17日水曜日

海の生き物観察 ~真鶴海岸で相模湾の豊かさに触れる~ (神奈川シニア自然大学校のみなさん 2015年6月9日)

6月9日(火)は真鶴半島三ツ石海岸にて、神奈川シニア自然大学校の入門コースの講座として「海の生き物観察 ~真鶴海岸で相模湾の豊かさに触れる~」の指導をさせていただきました。

午前中は室内での講義とプランクトン観察を行いました。受講生のみなさんは、神奈川の身近な自然に興味をお持ちで、海だけでなく山や川などの自然についても普段から学ばれている方々で、講義にも熱心に参加してくださり、詳しくメモを取っている方も多くいらっしゃいました。

プランクトン観察の時間では、「プランクトンとは何か」という生物の定義からお話しさせて頂きました。もちろんご存知の方もいらっしゃいましたし、初めて耳にした方からは、「へえー!」という驚きの声も上がっていました。
その後、朝、スタッフが真鶴港で採取してきたプランクトンを顕微鏡を使って観察して頂きました。まず、プランクトンの前にみなさんに喜んでいただけたのは、学生時代以来だという顕微鏡の登場でした。最近の顕微鏡は性能も格段に上がっていますので、以前と比べると操作も簡単で見えやすいとのことで、ますます夢中になってレンズをのぞいていらっしゃいました。
この時期、日中は植物プランクトンが多い時期ですが、当日も他の動物プランクトンが観察しにくいほどの、大量の珪藻類や渦鞭毛藻類を観察していただくことができました。

午後からは、磯の生物観察について講義とフィールドワークを行いました。磯の環境や観察方法などについてお話ししてから、みなさんで三ツ石海岸に移動しました。どんな場所に、主にどんな生物が生息しているか、それをどのように観察するかをご説明しながら実際に体験して頂きました。
磯の生物は普段見慣れないものが多いので、触るのは少しためらってしまうような生物もいます。大きなナマコを発見して「きゃー!」という声があがったり、すばやいカニを手でつかまえたりと、みなさん童心にかえって楽しんでいただけたようでした。

見つけた生物を持ち寄って、生態などについて解説しました。ここでも、生物の名前だけでなく生活の様子や変わった体のしくみについて、大変熱心に聞いてくださり、より海の自然にも興味が湧き、身近に感じていただけたようでした。


ディスカバーブルーでは、より多くの皆様に海の自然や生態系の魅力を知っていただく機会として、各種研修や講習会の企画・実施を承っております。詳しくは、事務局までお問い合わせください


2015年6月8日月曜日

「海のミュージアム 『磯の生物観察会』/『海の自然実感教室』」(2015年6月7日)

6月7日(日)は真鶴半島三ツ石海岸にて「海のミュージアム『磯の生物観察会』」を開催しました。
夏の気配近づく三ツ石海岸では、海岸植物のテリハノイバラの花が見ごろを迎えています。海辺に生息する海岸植物を観察するのも、楽しみのひとつです。
 海のミュージアムでは海の自然を知って海に親しんでいただくために、毎回、海に関するお話や、磯の生物観察の方法などをレクチャーさせて頂いています。海への興味をより深めていただくとともに、野外活動に伴う危険に対しての対応などもお伝えしています。
今回も室内やフィールドでレクチャーを行い、その後、みなさん各自で磯の生物を探していただきました。磯は、ゴツゴツした岩やぐらぐら揺れる転石に加え、海藻が生えていればつるつると滑り、大人でも歩くのが大変です。小さいお子様にとっては、潮だまりに入るのも大変なチャレンジで、はじめは不安がっている子もいますが、目の前をカニなどの生物が歩いたり、潮だまりの中に小魚が泳ぐのを見つけ始めると、いつの間にか夢中になってしまっていて、おしりまで海に入ったりしていました。

レクチャー後、早速磯へ。一番乗り! 
潮だまりの中にカニを見つけてじーっと観察。

さまざまな生物を見ていただくためにスタッフからも紹介していますが、慣れてくるとみなさんも見つけるのが上手になり、見たことのない生物に出会うのはもちろん、自分で発見するという楽しみも感じられているようでした。
小学生は石の下に大きなヤツデヒトデを見つけました。

この時期の磯では、オレンジや黄色、白色などをした薄い帯状のリボンのようなものをよく目にします。岩陰や海藻の中にくっついてゆらゆらしているので、ご参加のみなさんもたくさん見つけられていました。これらは、ちょうど産卵のシーズンを迎えていたウミウシなどの仲間の卵塊で、当日も数カ所で観察できました。
ウミウシのなかまの卵塊。帯状のリボンの中にたくさんの卵が入っています。

クモガタウミウシ。
みなさんで生物を探した後は、見つかった生物の特徴や生態などを解説し、自由に観察していただきました。一つの生物をじっと見るのもよし、水の中でやさしくさわってみるのもよし、自分ではなく他の参加者の方が見つけた生物もみることができるので、本当に様々な種類を観察していただくことができます。


 今回の人気者は、マダコでした。食用としても身近なマダコを実際に海で泳ぐ姿を見つけると感動もひとしおで、海そのものをより身近に感じられる機会としていただけたのではないかと思います。

次回の海のミュージアムは7月以降も開催します。詳細・スケジュールはディスカバーブルーのイベント情報ページをご覧ください。
※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

2015年6月1日月曜日

「城ヶ島しまあそび。うみあそび。」(2015年5月31日)

5月31日は、「城ヶ島しまあそび。うみあそび。」で磯の生物観察会を開催しました。
神奈川県三浦半島の最南端に位置する城ヶ島での本イベントは、今回で4回目となります。心配されたお天気にも恵まれ、たくさんの皆様にご参加いただくことができました。
城ヶ島は周囲約4kmほどの小さな島ですが、大部分の自然海岸が残されていて、砂浜も磯もあり、海で遊んでたくさんの生物と出会うにはぴったりの場所です。
今回も観察会は、島の南側の磯で行いました。
はじめに、スタッフから生物の見つけ方や危険生物などについてレクチャーし、磯に出て、生物探しをスタートしました。

5月末の水温は20度前後で、当日も最初に海に足を入れるとひんやり冷たく感じられました。
お母さんに手を引かれて海に向かう海遊び初挑戦の保育園のお子様がいたり、最初から腰ほどの深さまで入っていく磯の生物観察の大ベテランの小学生がいたり、みなさんそれぞれに楽しまれていました。


一度見つけた生物は、みなさんにお持ちいただいたプラスチックケースやバケツにいれてもらっていましたが、時間が経過するにつれて、その中がどんどん生物で賑やかになっていきました。はじめは、カニや巻貝などが多く見つかりますが、そのうちなかなか目につかないような不思議な生物に気がついて、スタッフに声をかけて下さるようになりました。

そうなってくると、お父さんやお母さんもお子様に負けないほど夢中になってしまいます。「動物」ですが移動しない「固着生物」のカイメンやホヤなどは、子どもより大人のみなさんの興味を引いていました。

また、今回はマダコが2匹も見つかったので、みなさんも大変盛り上がっていらっしゃいました。特に「今日はタコをつかまえるぞ!」と探していた方も実際に見つけて本当に喜んでいらっしゃったので、スタッフもうれしくなりました。
マダコの発見で盛り上がりました。

全体では、たくさんの種類のカニやヤドカリ、巻貝に加えて、ナマコやヒトデ、アメフラシは大型の個体も見つかりました。
生物をさがすのはもちろん楽しいのですが、その後、観察して触れ合うのも子どもたちは大好きです。スタッフから生物の説明をした後は、自由に観察してもらいましたが、いつまでもいつまでもアメフラシをなでたりナマコをつついたりして、最後のリリースのときはお別が寂しかったようでした。また海に遊びに出かけて、たくさんの不思議な生物たちを探してみてください。


※本イベントは、神奈川県による企業・NPO・大学パートナーシップ支援事業でマッチングした株式会社ミライカナイと特定非営利活動法人ディスカバーブルーが実施しました。

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