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いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2015年8月29日土曜日

「海のミュージアム 『磯の生物観察会』/『海の自然実感教室』」(2015年8月29日)

8月29日(土)は真鶴半島三ツ石海岸にて「海に親しむイベント『海のミュージアム』」を開催しました。
8月は他に14日と16日のお盆期間にも開催し、たくさんのみなさまにご参加いただき、今回が8月最後、夏休み最後の開催となりました。
猛暑日の続いた今年の夏でしたが、当日は涼しいくらいの曇り空となり、午前中の「磯の生物観察会」も過ごしやすい天候で実施できました。
はじめに生物の探し方などをスタッフからご説明させていただき、磯でのみなさんに自由に探していただきました。
協力して石をひっくり返すご家族や、大きな魚取り用の網で張り切って魚をさがすお子さまの姿もありました。

魚をつかまえるぞ〜!
海のにも季節があり、磯の観察会で見つかる生物も季節によって異なります。夏が終わりに近づくこの時期は、生物の賑わいも少しずつ落ち着きを取り戻してきます。きれいな球形に近く、ピンクがかった棘をもつコシダカウニは、8月から夏の終わりによく見られるようになります。
3つ並んだウニ。左と中央の2つはコシダカウニ、右はバフンウニ。
貝殻の表面がつるつると美しいタカラガイのなかまは、たくさんの突起がついた外套膜で貝殻を覆っていて、貝殻部分が見えないほどです。でもそのおかげで、外套膜がピカピカに保たれています。
オミナエシダカラ。
その他、14日や16日は、さまざまな種類のナマコが見つかったり、フクロムシに寄生されたイワガニの甲羅にイワフジツボが付いている様子などが観察できました。
イワガニ。両目の間にたくさんのイワフジツボが固着しています。(8/16)
ウニやナマコの棘皮動物がたくさん見つかりました。(8/16)

午後は、室内でのプログラム「海の自然実感教室」でした。
このプログラムでは、レクチャーや標本や実際の生物の観察や実験を通して、海の基本的なお話から相模湾の海の自然や生物の生態をお伝えしています。
今回はプランクトンを顕微鏡とヤドカリの宿引越し(貝殻交換)の様子を観察しました。
また、14日のイベントではナマコの骨片を観察しました。骨片はナマコの皮膚に含まれるカルシウムの小片ですが、種類によって形態が異なります。
ニセクロナマコの疣足(いぼあし)部分の骨片。
ニセクロナマコ
磯の生物観察会の次回開催は9月13日(日)、9月27日(日)の開催です。10月以降は、干潮時刻が夜間になってしまうため今年の海のミュージアムの磯の生物観察会は9月で終了となります。ぜひ遊びに来てください。


※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの共催で実施しました。

2015年8月19日水曜日

「真鶴町立遠藤貝類博物館海の学校 夜のプランクトン観察会(真鶴地区)(2015年8月19日)

8月19日(水)は真鶴町内の児童を対象に「夜のプランクトン観察会」を開催しました。

夜にプランクトンを採集して観察すると、日中とは違った種類を見ることができます。日中、表層近くには、光合成をする植物プランクトンが多いのですが、夜になるとそれらを餌とする動物プランクトンが上がってくるので、さまざまな種類の動物プランクトンを観察することができるのです。

今回は、町内の真鶴地区の子どもたちを対象に、真鶴港でプランクトンをつかまえました。みんなそれぞれにペットボトルを持ってきてもらい、自分でつかまえたプランクトンを入れて持ち帰り、近くの集会所で観察しました。

プランクトンの入った水をスライド映写機でスクリーンに映すと、プランクトンの動く様子が影絵になって観察できます。ぴょんぴょん元気の良いカイアシ類やくるくる回りながら移動する貝の幼生(子ども)など、小さなプランクトンですが種類によってそれぞれ特徴的な動きをします。
また、ヤコウチュウの発光する様子の観察は、夜ならではのお楽しみです。真っ暗にした部屋の中でペットボトルを軽く揺らすと、青白い光がきれいに光り、子どもたちもとてもうれしそうでした。
プランクトンを投影。
プランクトンの影が映り、全体の動きが観察できます。
プランクトンは海流や日射量、降雨や風など自然のあらゆる環境要因に影響され、季節や時間帯、日毎に種類が変化します。今回はゴカイの幼生がとても多く観察できました。ゴカイの幼生は見た目も動きもインパクトがあり、特に当日は大型のものも多かったこともあって、ほとんどの子がゴカイの幼生の観察に夢中になっていました。あまり見すぎて「夜、夢に出そう~~!」なんて声も聞こえてきました。
夜にプランクトンを自分でつかまえて観察すると動物プランクトンが多いので、顕微鏡のレンズの下で動いている生物を観察でき、より子どもたちが興味を持ってくれるようです。

ゴカイなかまの幼生。
真鶴港の夜景。
※今回の観察会は、真鶴町の「町立遠藤貝類博物館 海の学校事業」の一環として、ディスカバーブルーが受託し実施しました。



2015年8月1日土曜日

「海のミュージアム 『磯の生物観察会』/『海の自然実感教室』」(2015年8月1日)

8月1日(土)は真鶴半島三ツ石海岸にて「海に親しむイベント『海のミュージアム』」を開催しました。

今年の夏は、本当に猛暑で、今回も青空に恵まれたものの、大変暑い中での観察会となりました。この暑さは、磯の生物にとっても厳しい環境のはずですが、みなさんも汗をかきながらも一生懸命、たくさんの生物を見つけていらっしゃいました。
みなさんで見つけた生物を観察しています。
ナマコも「かわいい」と人気に。
磯の生物観察会でも「ウミウシを探したい!」という方が多く、人気の高いウミウシですが、今回はマダラウミウシが見つかりました。体長も7cmほどにもなり、なかなか立派な個体でした。
マダラウミウシ。橙色の体に黒色の斑(まだら)模様が特徴。
また一見、海藻のように見えるのは、ホンダワラコケムシといって外肛動物に属する動物です。見た目だけでは、動物といってもピンと来ませんので、午後の「海の自然実験教室」で、顕微鏡で観察してみました。
小さく透明のほうきのような触手を出していますが、これでプランクトンをつかまえて食べ、卵を産んで増えるという生活をしています。陸上の動かない植物と動いて餌をとる動物というのが私たちにとっては一般的なので、海には「動かないけど動物」という生物が多く生活しているのには驚くとともにおもしろさを感じます。

ホンダワラコケムシは、この時期多く見られます。最近は、真鶴港の船を係留しているロープにもたくさん付着していましたので、他の海辺でも見てみてください。「海藻のような動物」がいるかもしれません。
海藻のようで海藻でない、ホンダワラコケムシ。

ホンダワラコケムシの触手が伸びている様子。
中央の透明で箒のような部分。

※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。
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