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神奈川, Japan
いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2015年10月27日火曜日

海のミュージアム「なぎさは自然の博物館〜ビーチコーミングで漂着物をあつめてみてみよう〜(真鶴町)」(2015年10月25日)

10月25日は、「真鶴町三ツ石海岸海に親しむイベント 海のミュージアム『なぎさは自然の博物館~ビーチコーミングで漂着物をあつめてみてみよう~』」を開催しました。

秋の三ツ石海岸はぽかぽかとあたたかく、やわらかい日差しに照らされた海もきらきらと輝いていました。散歩するだけでもよいリフレッシュになりそうです。

ビーチコーミングとは、海岸に流れ着いた漂着物をあつめて観察したりして楽しむことです。はじめに、どこからどんなメカニズムで三ツ石海岸へやって来るのかをご説明してから、みなさんと一緒に漂着物をさがしました。

 意識してみると、海岸にはさまざまなものがあることに気がつきます。貝殻や海藻など海の生物のものはもちろん、それ以外にも予想もしていないものも見つかります。
 波打ち際のすぐそばで見つかるものもあれば、それより数10メートル手前に打ち寄せられて溜まっている場所もあります。波に浮かんで運ばれてくるので、同じような比重のものが同じような位置に漂着するようになります。

40分ほどのビーチコーミングで、たくさんの漂着物が集まりました。それらを三つのグループに分けて観察しました。
 一つ目は、「海のもの」。何といってもたくさん集まったのは貝殻でした。カサガイ、二枚貝、巻貝など数だけでなく種類もたくさんあります。その他、カイメン、フジツボやカニの甲羅やハサミ、刺胞動物のヤギのなかまやコウイカの骨なども、周辺の海に生息する生物のものと考えられます。
 「陸・山のもの」グループには、クルミやドングリなどの木の実が多く、秋を感じさせてくれました。その中でも松ぼっくりやスダジイの実はクロマツやスダジイの多く生育する真鶴半島の照葉樹林「お林」からのものと考えられ、真鶴らしさが出ていましたが、クルミなど町内にはあまりない植物の実は、相模湾に注ぎ込む川によって海に流され、運ばれてきた可能性があります。

 「人工のもの」グループにも、プラスチック容器、釣り糸に疑似餌、ライター、ペットボトル、サングラスなど、たくさん集まりました。「海にこんなものがあるなんて!」と意外なものが見つかるのでビーチコーミングはおもしろいのですが、残念ながら、これらはゴミになります。海岸に流れ着くのは、海に流れ出るゴミのほんの一部に過ぎません。ビーチコーミングは自然の楽しさも教えてくれますが、環境のことを考えるきっかけとしてもよいかもしれません。


次回の海のミュージアムも、ビーチコーミングで海岸に流れ着いたものを探します。(11/15「海のミュージアム なぎさは自然の博物館~ビーチコーミングで漂着物をあつめて見てみよう~」)秋の三ツ石海岸で、秋の海遊びを楽しみましょう。

※本イベントは、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の助成により、真鶴町からディスカバーブルーが委託を受けて、実施しました。

2015年10月17日土曜日

「真鶴自然こどもクラブ 『まなづるの海の研究をたいけんしよう』」(2015年10月12日(月・祝))

10月12日に、真鶴町内の子どもたちを対象に「真鶴自然こどもクラブ 横浜国立大学実習船『たちばな』体験乗船 まなづるの海の研究をたいけんしよう」を開催しました。真鶴町には、周辺の海洋環境の豊かで生物が多様であることから、横浜国立大学の海洋研究の拠点として臨海環境センターがあり、学生はもちろん、海洋生物や環境の専門家が研究のために訪れています。今回は、横浜国立大学にご協力いただき、町内の子どもたちに実習船に乗船し、臨海環境センターでの生物の観察などを体験してもらいました。

午前中は、実習船たちばなの体験乗船でした。よく晴れた空のもと、波も穏やかで、真鶴港を出発した船の上で子どもたちもみんな気持ちよさそうでした。
波しぶきや潮風をたっぷり浴びて楽しんだり、今回は特別に船の操舵も体験させてもらったりとうれしそうでした。
特別に操舵も体験させていただきました。カッコイイね!
観測ポイントでは、表層0mから深いところは100mまでの海水をくみ上げて水温を測ったり、直径80cmもある大きなプランクトンネットを引いてプランクトンを採集したりと、実際に大学生や研究者が行っている観測と同じ作業を体験してもらいました。調査が始まると、子どもたちの顔つきも真剣になり、積極的に作業に参加している姿が印象的でした。
説明を聞く子どもたちも真剣です。
水深100mまで採水器のおもりを沈めているところ。うまくいくと100m
から振動が伝わります。
100mから採水した水にさわってみました。「つめたーい!」
直径80cmのネットで水深100mから採取したプランクトン。

後半は波がやや高くなってきたので、船酔いしてしまう子もいましたが、みんな最後まで乗船作業を頑張り、無事に港に戻ってくることができました。
ちょっと船酔い・・・最後までがんばりました!

下船後はお昼ご飯を食べて昼休みでしたが、休む暇なくおにごっこなどをして走り回り、船酔いしていた子もいつの間にか元気いっぱいに楽しんでいました。

午後からは、実習船で採ってきた試料をつかっての観察でした。
船の上で計測した0m~100mまでの水温に加え、塩分濃度計を使って各深度での塩分濃度の違いを比べてみました。また、真鶴自然こどもクラブの「たちばな体験乗船」は今年で4回目ということで、素晴らしいことに去年までのデータと比較することもできました。
水温や塩分濃度のデータを整理して考察してみました。
塩分濃度計で塩分を計測中。
プランクトンの観察では、プランクトンの数、大きさや形が予想以上だったようで、驚いたり喜んだりと歓声(悲鳴?)の連続で、とても賑やかでした。今回ご協力いただいた横浜国立大学の菊池先生、下出先生に「これなんですか!?」と何度も何度も呼び止めては、プランクトンの名前を熱心に教わっていました。
採取したプランクトン。動いているのがわかります。
プランクトン観察中。プランクトンの専門の先生から直接教えてもらえて子どもたちのやる気もUP!
菊池先生、下出先生ありがとうございました。
ユメエビ。港で日中に採取してもなかなか見られない種類。
船での調査だからこそ観察できました。
観察終了のときには「もっと見たい!」「学校帰りに来ていい?」などと話してくれ、楽しんでもらえたようでうれしくなりました。大学の先生方も歓迎してくれるとのことでしたので、ぜひ放課後にも訪ねて来てみてください。

次回の真鶴自然こどもクラブは11月以降の開催を予定しています。少しずつ寒くなってきますが、みんなで真鶴の海や自然を楽しみたいと思います。

※本イベントは、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の助成により、真鶴町内の児童・生徒を対象に真鶴町からディスカバーブルーが受託を受けて実施しました。



2015年10月14日水曜日

海のミュージアム「豊かな海の自然とその恵み〜ひものづくり体験とプランクトン観察〜(真鶴町)」(2015年10月10日)

10月10日は、「真鶴町三ツ石海岸海に親しむイベント 海のミュージアム『豊かな海の自然とその恵み~ひものづくり体験とプランクトン観察~』」を開催しました。
海の自然豊かな真鶴の海は、漁場としてもすばらしく、真鶴半島周辺の海には定置網も多く設置されています。
今回は真鶴港でその日に水揚げされた魚でひものづくりをしていただき、魚のえさとなるプランクトンを観察していただくことで、美味しくいただく海の自然の恵みと、それを支える海の自然や生態系について体験していただきました。

ひものづくりは、真鶴漁協の朝倉さんにご指導いただきました。
朝倉さん、わかりやすく楽しいご指導ありがとうございました。

魚はカマス、当日の朝に水揚げされた新鮮なものでした!
真鶴港 朝どれ新鮮カマス!

魚を捌くのはなかなか難しいのですが、今回初参加の方から、昨年もご参加いただいたご家族まで、みなさん上手に開いていました。干し網に並んだみなさんのひものを前に、「こうやっていると、通りかかったお客さんから売り物だと間違えられるほどの出来ですよ。」と朝倉さんもおっしゃるほどでした。


あとは干すだけ。すばらしい出来に、お話も盛り上がります。

それから、真鶴港のプランクトンを採集しました。プランクトンネットでみなさん一人一人に採集していただき、それぞれペットボトルに入れたものを会場に持っていって顕微鏡で観察するのですが、よく見ると、ペットボトルの中で小さなプランクトンが動く様子がわかります。結構たくさんの量が取れているのが確認でき、みなさんうれしそうでした。

いっぱいいるー!

お昼を町内の飲食店でお楽しみいただき、午後からはプランクトン観察を行いました。
観察の会場の「コミュニティ真鶴」は、真鶴町独自のまちづくり条例「美の基準」に基づいて建てられ、町の特産「小松石」などを取り入れた素敵な建物で、真鶴の魅力を体験できる場所のひとつです。
 今回は、植物プランクトンが多く観察できました。真鶴周辺でよく見られるキートケロスなどと共に、先週くらいから引き続き観察できているレースのような北方系のユーカンピアの仲間などが見られました。
動物プランクトンも植物プランクトンもいろいろ観察できました。

動物プランクトンでは、カイアシとその幼生やゴカイやフジツボの幼生などの他に渦鞭毛藻でwarnowiaのなかま(和名:メダマムシ)を見つけた方もいらっしゃいました。この種はあまり見かけないので、スタッフも興味深く観察させていただきました。
渦鞭毛藻でwarnowiaのなかま(和名:メダマムシ)。

観察中も和気藹々、賑やかな時間でした。

 目に見えないほど小さく、非常に多くの種類がいて観察するといつも楽しい驚きがあるプランクトンたちですが、小魚のえさとなり海の生態系を支えています。自分で作ったひものは、特別に美味しいとおもいますが、召し上がるとき、ぜひプランクトンのことも思い出してみてください。海の自然の恵みを実感していただけると思います。
本格的にパッケージされ、見た目もすてきでした。

次回の海のミュージアムは、三ツ石海岸でビーチコーミングをして海岸に流れ着いたものを探します。(10/25、11/15「海のミュージアム なぎさは自然の博物館~ビーチコーミングで漂着物をあつめて見てみよう~」)秋の三ツ石海岸で楽しみましょう。

※本イベントは、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の助成により、真鶴町からディスカバーブルーが受託を受けて実施しました。

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