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神奈川, Japan
いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2015年11月16日月曜日

海のミュージアム「なぎさは自然の博物館〜ビーチコーミングで漂着物をあつめてみてみよう〜(真鶴町)」(2015年11月15日)

11月15日(日)は、「真鶴町三ツ石海岸海に親しむイベント 海のミュージアム『なぎさは自然の博物館~ビーチコーミングで漂着物をあつめてみてみよう~』」を開催しました。

真鶴町は午前中まで雨が降りお天気が心配でしたが、まるでイベント開始に合わせるように昼前から雨も上がり、無事開催することができました。
ビーチコーミングの概要や方法をご説明したところで、漂着物探しスタート。みなさんで、海岸を歩いて流れ着いたものを集めていきます。浜辺に落ちている何気ないものですが、気にして見てみると、おもしろい発見がたくさんあります。
心配だったお天気ですが、いつのまにか青空!


 殻や流木、木の実などがたくさんありましたが、実は海岸の砂も、観察すればいろんなことがわかってきます。石の成分、混ざっている生物の殻や欠片は海岸ごとに異なり、その環境の特徴を示しています。
三ツ石海岸の砂。生物の殻なども多く含まれています。

波打ち際に沿って、ずーっと下を見ながら歩き、みなさんのバケツの中は、貝殻やビーチグラス、くるみやドングリなどでいっぱいになってきました。どんどん集中してきて、曇り空がいつの間にか晴れて、太陽が出ていることにも気づかないほどでした。
細かく枝分かれした木の枝のような、硬い海藻のようなのは温帯にも生息するサンゴで、ソフトコーラルと呼ばれる刺胞動物八放サンゴ類のヤギの仲間です。見つけたお子さんとお母さんのお顔もすっぽり入るほど大きくて立派でした!
大きなヤギ(サンゴの仲間)を発見!すごいね!
 また、大きな流木が打ちあがっていましたが、見つけたお子様が「橋がかかってる!」と大喜びしていました。
大きな流木。「岩に橋がかかってるー!」子どもならではの発想が素敵でした。

40分くらいで、たくさんの漂着物が集まりました。それを「海のもの」「山・陸のもの」「人工物」に分けて観察しました。

 「海のもの」では、主に三ツ石海岸周辺に生息すると考えられる貝やフジツボの生物の殻や海藻などが見つかっていました。


 動物の骨も見つかりました。何の種類かまでは特定ができませんでしたが、脊椎動物の背骨のようです。

クルミは、真鶴半島にはあまり生育していませんので、相模湾に注ぐ河川によって山から運ばれてきたものと考えられますが、リスが食べたか、アカネズミがかじったのか、穴の空き方をよく観察すると、知ることができます。
左、中央はアカネズミ、右はリスの食痕。

「人工物」には、プラスチック製品が多く見つかりました。軽くて壊れにくいので私たちの生活を便利にしてくれるプラスチックですが、自然に分解しないので、このように海でゴミとなってたまってしまいます。
また、時々、おもちゃも見つかります。今日はふなっしーが見つかり、お子さまも大喜びでした。

漂着物は、海や山の自然のことだけでなく、ごみなどの社会問題や時代の流行をも私たちに伝えてくれます。これがビーチコーミングの魅力です。本当になぎさは「自然の博物館」だと改めて実感することができました。

今年の海のミュージアムは今回で終了となります。来年は、冬に真鶴半島の照葉樹林「お林」を歩いて楽しむイベントを予定しています。詳細は決まりしだいFacebookやホームページでお知らせしますので、どうぞよろしくお願いします。


※本イベントは、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の助成により、真鶴町からディスカバーブルーが受託し実施しました。

2015年11月15日日曜日

役場職員向け研修「海を活かしたまちづくり研修会〜真鶴の海を知る プランクトン観察〜(真鶴町役場のみなさん)」(2015年11月11日)

11月11日(水)に、真鶴町役場職員のみなさんを対象に町内の海の自然についての研修会を開催し、ご多忙の中、さまざまな部署からご参加いただきました。

ディスカバーブルーと真鶴町立遠藤貝類博物館では、町内外の小学校等団体向けの「海の学校」や、町内の海の自然を楽しんでいただく「海のミュージアム」等のイベントを通し、真鶴町の海を多くの方々に楽しんでいただきています。本研修会では、町内の海を町役場のみなさんにも体験し、それだけ価値あるものということを改めて感じるとともに、今回はワークショップも行いました。

前半ではプランクトンの観察を行い、一人ずつ、顕微鏡を使って海の中の小さなプランクトンを見ていただきました。
11月にもなってくると水温も下がり、プランクトンの数や種類は減ってきますが、当日は動物プランクトンの代表的な種のカイアシ類や、ミニサイズのクラゲも多く見られました。
また、みなさんそれぞれに、お気に入りの種類も見つけ、写真をとるなど、楽しまれているようでした。
リクエストに答え、観察時間を予定より延長するほど、大変集中して観察していただきました。

渦鞭毛藻類ケラチウム

クラゲ。比較的大きめで顕微鏡の視野からはみ出ています。
後半は、海の利用についての講義をはさみ、海を活かしたまちづくりのための「考え方」の練習として、ワークショップを行いました。

初めに、真鶴の海の魅力を簡単に書き出してもらいました。思いつくまま、いくつでも書いていただくと、5分でこんなにたくさんの項目が上がりました。
みなさんから挙がったたくさんの「真鶴の海の魅力」。

その後、魅力として出していただいた項目、またそこには上がらなかったものも含めて、町の海に関することをリソースとして真鶴町で取り組んだらおもしろいと思うプロジェクトのアイディアを発表してもらいました。
プロジェクト案をシェア。楽しい案ばかりで、笑いも絶えず、盛り上がっていました。

みなさんのアイディアには、それぞれの視点から見た真鶴町の様々なよいところが活かされていて、さらに、子どもの遊びや教育にまでつながることや、高齢化問題の解決にも貢献すること、メディアを通じて町外にも広く発信できる仕組みまで考えてあるものなど、本当に実現しそうなものも多くありました。
今後も、真鶴の海の魅力を体験的に知っていただき、町役場のみなさんのお仕事にもお役に立つことができればと思います。

お忙しい中、ご参加いただきありがとうございました。

※船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の助成により、真鶴町からディスカバーブルーが受託し、実施しました。

2015年11月13日金曜日

海の生物観察コーナー(真鶴豊漁豊作祭 魚まつり)(2015年11月7、8日)

11月7日(土)、8日(日)は、真鶴町の豊漁豊作祭にて、海の生物観察コーナーを行いました。

このお祭りは、豊漁豊作を感謝するとともに、海の安全を祈願する「漁業の町真鶴」ならではのもので、漁協さんの鮮魚や干物の販売などの「魚まつり」も同時に開催されました。
今回は、会場内に真鶴の海の生物を展示して、町の海の自然の魅力を紹介したり、魚の餌になるプランクトンを顕微鏡で観察していただき、真鶴の漁業を支える小さな生物についても解説したりしました。

真鶴港と大漁旗。

魚まつりでの漁協さんの鮮魚販売。

海の生物は、ヒトデやナマコなど真鶴港や三ツ石海岸で見つかる生物を展示しました。今の時期、真鶴港の岸壁から覗くと、イトマキヒトデやアカヒトデがたくさん付着しています。港で釣りを楽しむ方も多いですが、ヒトデなどの生物の生息場所にもなっています。
真鶴港にいたイトマキヒトデ

プランクトンも真鶴港で採集したものでした。寒さが増すこの時期は、プランクトンの生産も減少し、量や種類もだいぶ少なくなってきます。今回は、前日の夜と当時の朝にそれぞれ採集した試料を展示しました。
夜に採集したものには、カニのゾエア幼生(こども)などがいて、ご来場のみなさんにも観察していただくことができました。小魚の餌として特に重要なカイアシ類は、卵やそこから孵った幼生も見ていただけました。
真鶴港のプランクトン

海の生物の生態系を支える役割を持つプランクトンは、大人の方にはもちろん興味をもっていただけましたが、小学校低学年やそれよりも小さなお子様にも「顕微鏡を覗く」ということが楽しいかったようで、テントの下でいつまでも見てくれている子もいました。

踊りの衣装でプランクトン観察もお祭りならでは。

※本イベントは、「海の学校事業」として真鶴町からディスカバーブルーが受託し実施しました。

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