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神奈川, Japan
いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2017年7月26日水曜日

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2017年7月23日(日)

2017年7月23日(日)は、海のミュージアム「磯の生物観察会」と「海の自然実感教室」を開催しました。

夏休みがはじまって、最初の日曜日ということもあって、たくさんのみなさんにご参加いただきました。
午前の「磯の生物観察会」は、ご家族で、お友達どうしでご参加いただき、にぎやかな観察会になりました。
小学校に上がる前のお子さまも、はじめは少し緊張していましたが、ヤドカリや貝などのおとなしい生物が触れるようになると、どんどんつかまえるのが上手になっていました。

ナマコを見つけて自分でつかまえるのは、大人でも少し勇気がいります。チャレンジしてみると、意外と柔らかくてかわいらしく思えてくるので不思議です。

 生物さがしは、大人も子どもも夢中になります。お父さんもお母さんも見つけるのもつかまえるのも上手で、活躍されていました。

みなさんで見つけていただいた生物は、まずはグループごとにじっくり観察していただきました。
カニもヒトデもハゼなどの魚も、さまざまな種類が見つかっていました。

その後、スタッフから主な生物の解説をしました。どんな生物がいるのか、どんな生活をするのかなどをお話しします。他の参加者の方がつかまえた生物も見ると、より磯の生物がバラエティに富んでいておもしろいことがわかります。


貝殻やシーグラスなどを探している女の子たちもいました。海岸でのお楽しみのひとつですね。

夏になってくると見られる生物のひとつに、今回見つかった「コシダカウニ」がいます。よく知られるムラサキウニとちがって、トゲがピンク色で形も丸いのでかわいらしい種類です。これからもっと多くなると思います。

午後は博物館のテラスで「海の自然実感教室」を開催しました。

はじめは、午前中の磯とは違い、真鶴のもっと沖合や深い場所などの生物の実物標本を観察しました。

後半では、真鶴港で採集したプランクトンを観察しました。プランクトンネットで集めた海水中には、数滴の中に本当にたくさんのプランクトンを観察することができます。このときは、みなさん熱中していただくほど、お話し声が少なくなるので、会場は静かになることも多いです。


夏休み期間中は自由研究向けの企画として、その他にも観察テーマを用意しています。
海岸の砂は、海岸ごとに異なるので、じっくり観察するとその海の環境や生物を知ることができます。この奥深い標本には、大人の人気が集まりました。

ナマコにも体を丈夫にする骨のようなものがあり「骨片」というのですが、こちらも観察していただきました。骨片は、ナマコの種類でかたちに特徴があります。
マナマコの骨片

海のミュージアムでは自由研究テーマになるような観察も実施していきます。ご希望の方は、ぜひご相談ください。
次回以降の予定は、こちらからご覧いただけます。


※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

2017年6月12日月曜日

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2017年6月10日(日

2017年6月10日(土)は、海のミュージアム「磯の生物観察会」と「海の自然実感教室」を開催しました。

磯の生物観察会では、はじめに海に関するお話や磯の環境、生物の探し方や、活動中に注意していただくことなどをお話ししています。野外での活動は危険もありますが、事前に知って対策することで安全に楽しむことができます。ガンガゼやヒョウモンダコなど触ると危険な生物などもご紹介しました。

 その後、三ツ石海岸の磯でご参加のみなさんとスタッフと一緒に生物をさがして磯遊びを楽しんでいただきました。

真鶴半島は火山の溶岩でできた半島で、海岸もごつごつした岩が続き、これが生物たちの生活場所としては最適なのですが、私たちが歩くには歩きにくいところもあります。小さなお子さんもお子さんもお父さん、お母さんと手をつないで頑張って歩いていました。

 生物は潮だまりや石の下に隠れています。ご家族で協力して探すのも楽しいですね。

石の隙間にたくさんくっついているゼリーのようなウメボシイソギンチャクには、ご参加のみなさんもびっくりされていました。三ツ石海岸ではウメボシイソギンチャクが集まって生息している群生が素晴らしく、神奈川県の天然記念物に指定されています。

1時間ほど生物を探したあと、見つけた生物を持って集合していただきました。
みなさんで探すとたくさんの種類を観察することができます。生物についてはスタッフから紹介や解説をしました。

今回人気を集めたのは、何と言ってもアオウミウシでした。
青地の体に黄色のライン、赤の触覚と背中にお花のような鰓を持った鮮やかなウミウシの登場に、ご参加のみなさんも私たちスタッフも盛り上がりました。残念ながらいつも見つかるわけではないのですが、そこも自然観察の楽しさのひとつです。
アオウミウシ

アオウミウシの人気の陰で、実はさらに2種類のウミウシが見つかっていました。ヤマトウミウシとアマクサウミウシです。ウミウシというと美しい色のイメージがありますが、地味なカラーや大きなサイズのものもいます。
ヤマトウミウシ。体調10cm程度でした。
 
午後は、真鶴町立遠藤貝類博物館テラスで「海の自然実感教室」を行いました。磯の生物観察で見つかる生物のさらに詳しいお話や観察のほか、沖合を泳ぐ魚や海底の砂に潜って生活する生物をご紹介しました。生物の殻や骨格などの実物の標本を使い、ご参加の方にも実際に触れて観察していただきました。 

後半は、顕微鏡を使ってプランクトンを観察しました。当日の朝、真鶴港で事前に採集してきたプランクトンを見ていただくので、顕微鏡の視野の中でカイアシ類やフジツボの幼生(こども)などの動物プランクトンが動く様子が観察できます。

動物プランクトン カイアシ類

今回の観察でのスタッフ注目のプランクトンはホヤの幼生です。ホヤは岩などに付着して生きる生物ですが、卵から孵ったこどもの時代はプランクトンとしてまるで小さなオタマジャクシのような形をしています。また、このプランクトンのときだけ細長く伸びた尾の部分に背骨を持つことが特徴ですが、これが顕微鏡でも観察できました。
ホヤ類の幼生(こども)

※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

2017年6月4日日曜日

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2017年5月28日(日)

2017年5月28日(日)は、海のミュージアム「磯の生物観察会」と「海の自然実感教室」を開催しました。
午前中に開催した「磯の生物観察会」では、真鶴町立遠藤貝類博物館で海全般のお話や相模湾についてのレクチャー、磯の環境などをご説明してから、三ツ石海岸へ移動し、磯でみなさん一緒に生物を探していただきました。

今回もぴかぴかの青空が広がり、暑いくらいでしたが、潮だまりにひざくらいまで入るととても気持ち良く、夏が近づいていることを実感しました。

みなさんで生物がいそうなところを探していただきますが、スタッフも一緒に歩いてお手伝いします。生物が隠れているところ、つかまえかたなどは少しコツがありますので、ご紹介しながらみなさんと生物を探していきます。
海の生物は陸上とは動きも見た目もちがっているものが多いので一見生物とは気づかないような種類もいます。「え!これ生物なのー?!」とびっくりするのも磯遊びの楽しいところです。
だんだんご参加のみなさんも、見つけるのが上手になって、バケツも賑やかな水族館のようになりました。

びっくりするような生物も、自分で見つけてチャレンジしてさわれるようになると本当にうれしいですよね。

見つかった生物は、みなさんでじっくり観察していただいたあと、スタッフから生物の種類やちょっと変わった生態についてご紹介しました。



今回の観察会での見つかった生物は、54種類!今回はカサゴなどの魚も多く見つかりました。


午後の「海の自然実感教室」は、町立遠藤貝類博物館での室内プログラムです。
海の町 真鶴町には、たくさんの海の生物が暮らしていますが、漁師さんをはじめ、海の自然に詳しい方々が多くいらっしゃいます。「海の自然実感教室」では、漁師さんなどから珍しい生物を標本としていただいたり、スタッフが入手した生物の実物標本を使って、実際に手にとって観察していただきながら、生物の名前や生態をご紹介しました。


それから、顕微鏡を使って、プランクトンを観察しました。
プランクトンは、当日の朝、スタッフが真鶴港で採集してきたものをみなさんに見ていただきました。
プランクトンを採集するのに使用する専用のプランクトンネットは、実際には0.1mmの穴が空いている網なのですが、触っていただくと「網」というより「布」といった感じです。


今回特に多く観察できたのは植物プランクトン珪藻類のリゾソレニア。写真の細い針のように見えるのがリゾソレニアですが、いつもこんなに多く見られるものではありません。海の生態系の基礎となる生物で大変重要な存在ですが、季節や天候、1日のうちでも時間帯によって変化するプランクトンは観察するのもおもしろいです。

※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

2017年5月22日月曜日

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」2017年5月14日(日)

2017年5月14日(日)は、海のミュージアム「磯の生物観察会」と「海の自然実感教室」を開催しました。

「磯の生物観察会」では、真鶴町立遠藤貝類博物館に集合し、海の自然や環境などについて事前のレクチャーをしてから、三ツ石海岸へ移動します。現地で、生物の見つけ方や危険な生物などについての説明を行い、実際にみなさんと一緒に磯で生物をさがして、つかまえていきます。

三ツ石海岸は、ごつごつとした丈夫な岩でできた磯です。
砂浜とはちがって、波で移動することがないので、海藻が生い茂り、岩にくっついたり石の隙間や影に隠れたりする生物たちが、たくさん暮らしています。
潮が引いたときにできる「潮だまり」には、たくさんの生物を見つけることができます。三ツ石海岸の磯は環境が良く、潮だまりの海水もきれいに澄んでいて、そーっと覗くとカニや小魚などが動く自然の姿を観察することができ、天然の水族館のようでお楽しみいただけます。


カニやナマコ、ウニなどもたくさん見つかりました。
まだ小さなウニも、自分で見つけて採れるとうれしいですね。

見つかった生物は、一度、持って戻ってじっくりと観察しました。

この季節の人気者のアメフラシ、今回も不動の人気っぷり!

かわいいウミウシも、今回はシロウミウシが見つかりました。

リピーターの方のご家族もいらして、前回と比べて見つかった生物がちがったことに驚かれたり、磯を上手に歩いたり、生物を上手につかまえたりとお子さまの成長の様子にも喜ばれているようでした。

今回の観察会では60種類もの生物が見つかりました!

午後の「海の自然実感教室」は、遠藤貝類博物館での室内プログラムです。
最初はサメの歯などの実物標本を観察していただきながら、海の生物の生活の仕方などをご紹介しました。

そのあとは、顕微鏡を使っての観察をしました。
当日の真鶴港で採集したプランクトン(浮遊生物)の観察や、午前中の磯の生物観察会で見つかった生物を顕微鏡でさらに詳しく見てみました。
 

最近ニュースにもなりましたが、海が夜青白く発光する現象を起こす「ヤコウチュウ(夜光虫)」も実はプランクトンの仲間です。
当日も採集したプランクトンには、ヤコウチュウが多く含まれていて、観察していただくことができました。
ぶつかったりする物理的な刺激を受けると青白く発光する現象も、暗室でつかまえたヤコウチュウを容器に入れて揺らすことで、観察してみました。

ヤコウチュウの発光は一瞬ですが、その様子はとてもきれいで、お楽しみいただたようでした。
水面のピンク色の部分がヤコウチュウ。赤潮の原因。
ヤコウチュウを顕微鏡で観察した様子。
実体顕微鏡では、イソバナにいた小さなクモヒトデのなかまを観察しました。


※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

2017年5月12日金曜日

海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~ 藤沢市立滝の沢小4年生 2017年5月9日(火)

Discover Blueでは、「海の授業 ~地域の海の自然を知る授業~」として、神奈川県内の小学校や子ども会等を対象に出前授業を行っています。

5月9日(火)は、藤沢市立滝の沢小学校へ伺って、4年生のみなさんに「海の授業」として出前授業を行いました。滝の沢小4年生のみなさんは、先日、真鶴町の三ツ石海岸を訪れて、真鶴町立遠藤貝類博物館「海の学校」で磯の生物観察と博物館の見学を行いました。

今回の出前授業はそのときの振り返りを行いました。三ツ石海岸での体験はとても楽しかったようで、どんな生物がいたか、見つけるのは大変だったかを、スタッフにも一生懸命話してくれました。体験学習は、振り返りをすることで、より興味を深め、よいプログラムになると思います。

また、今回の授業では、海の学校での体験を発展させて、磯で観察した生物以外の海の生物のことやマイクロプラスチックゴミなどの環境問題についてもお話しして、みなさんで考えました。
スタッフが採集してきたプランクトンを観察。このあと、スクリーンで投影しました。
最後の質問タイムでは、本当にたくさんの質問が出ました。子どもたちみんなが、海で体験したことや授業で学んだことを自分の中で理解し、考えてくれているのようでした。
担任の先生からお話しがあったように、おうちに帰って、お家の人に体験したこと、聞いたこと、考えたことをお話しすると、きっと今回の学習が自分の力になってくれると思います。
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