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神奈川, Japan
いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2017年6月12日月曜日

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2017年6月10日(日

2017年6月10日(土)は、海のミュージアム「磯の生物観察会」と「海の自然実感教室」を開催しました。

磯の生物観察会では、はじめに海に関するお話や磯の環境、生物の探し方や、活動中に注意していただくことなどをお話ししています。野外での活動は危険もありますが、事前に知って対策することで安全に楽しむことができます。ガンガゼやヒョウモンダコなど触ると危険な生物などもご紹介しました。

 その後、三ツ石海岸の磯でご参加のみなさんとスタッフと一緒に生物をさがして磯遊びを楽しんでいただきました。

真鶴半島は火山の溶岩でできた半島で、海岸もごつごつした岩が続き、これが生物たちの生活場所としては最適なのですが、私たちが歩くには歩きにくいところもあります。小さなお子さんもお子さんもお父さん、お母さんと手をつないで頑張って歩いていました。

 生物は潮だまりや石の下に隠れています。ご家族で協力して探すのも楽しいですね。

石の隙間にたくさんくっついているゼリーのようなウメボシイソギンチャクには、ご参加のみなさんもびっくりされていました。三ツ石海岸ではウメボシイソギンチャクが集まって生息している群生が素晴らしく、神奈川県の天然記念物に指定されています。

1時間ほど生物を探したあと、見つけた生物を持って集合していただきました。
みなさんで探すとたくさんの種類を観察することができます。生物についてはスタッフから紹介や解説をしました。

今回人気を集めたのは、何と言ってもアオウミウシでした。
青地の体に黄色のライン、赤の触覚と背中にお花のような鰓を持った鮮やかなウミウシの登場に、ご参加のみなさんも私たちスタッフも盛り上がりました。残念ながらいつも見つかるわけではないのですが、そこも自然観察の楽しさのひとつです。
アオウミウシ

アオウミウシの人気の陰で、実はさらに2種類のウミウシが見つかっていました。ヤマトウミウシとアマクサウミウシです。ウミウシというと美しい色のイメージがありますが、地味なカラーや大きなサイズのものもいます。
ヤマトウミウシ。体調10cm程度でした。
 
午後は、真鶴町立遠藤貝類博物館テラスで「海の自然実感教室」を行いました。磯の生物観察で見つかる生物のさらに詳しいお話や観察のほか、沖合を泳ぐ魚や海底の砂に潜って生活する生物をご紹介しました。生物の殻や骨格などの実物の標本を使い、ご参加の方にも実際に触れて観察していただきました。 

後半は、顕微鏡を使ってプランクトンを観察しました。当日の朝、真鶴港で事前に採集してきたプランクトンを見ていただくので、顕微鏡の視野の中でカイアシ類やフジツボの幼生(こども)などの動物プランクトンが動く様子が観察できます。

動物プランクトン カイアシ類

今回の観察でのスタッフ注目のプランクトンはホヤの幼生です。ホヤは岩などに付着して生きる生物ですが、卵から孵ったこどもの時代はプランクトンとしてまるで小さなオタマジャクシのような形をしています。また、このプランクトンのときだけ細長く伸びた尾の部分に背骨を持つことが特徴ですが、これが顕微鏡でも観察できました。
ホヤ類の幼生(こども)

※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

2017年6月4日日曜日

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2017年5月28日(日)

2017年5月28日(日)は、海のミュージアム「磯の生物観察会」と「海の自然実感教室」を開催しました。
午前中に開催した「磯の生物観察会」では、真鶴町立遠藤貝類博物館で海全般のお話や相模湾についてのレクチャー、磯の環境などをご説明してから、三ツ石海岸へ移動し、磯でみなさん一緒に生物を探していただきました。

今回もぴかぴかの青空が広がり、暑いくらいでしたが、潮だまりにひざくらいまで入るととても気持ち良く、夏が近づいていることを実感しました。

みなさんで生物がいそうなところを探していただきますが、スタッフも一緒に歩いてお手伝いします。生物が隠れているところ、つかまえかたなどは少しコツがありますので、ご紹介しながらみなさんと生物を探していきます。
海の生物は陸上とは動きも見た目もちがっているものが多いので一見生物とは気づかないような種類もいます。「え!これ生物なのー?!」とびっくりするのも磯遊びの楽しいところです。
だんだんご参加のみなさんも、見つけるのが上手になって、バケツも賑やかな水族館のようになりました。

びっくりするような生物も、自分で見つけてチャレンジしてさわれるようになると本当にうれしいですよね。

見つかった生物は、みなさんでじっくり観察していただいたあと、スタッフから生物の種類やちょっと変わった生態についてご紹介しました。



今回の観察会での見つかった生物は、54種類!今回はカサゴなどの魚も多く見つかりました。


午後の「海の自然実感教室」は、町立遠藤貝類博物館での室内プログラムです。
海の町 真鶴町には、たくさんの海の生物が暮らしていますが、漁師さんをはじめ、海の自然に詳しい方々が多くいらっしゃいます。「海の自然実感教室」では、漁師さんなどから珍しい生物を標本としていただいたり、スタッフが入手した生物の実物標本を使って、実際に手にとって観察していただきながら、生物の名前や生態をご紹介しました。


それから、顕微鏡を使って、プランクトンを観察しました。
プランクトンは、当日の朝、スタッフが真鶴港で採集してきたものをみなさんに見ていただきました。
プランクトンを採集するのに使用する専用のプランクトンネットは、実際には0.1mmの穴が空いている網なのですが、触っていただくと「網」というより「布」といった感じです。


今回特に多く観察できたのは植物プランクトン珪藻類のリゾソレニア。写真の細い針のように見えるのがリゾソレニアですが、いつもこんなに多く見られるものではありません。海の生態系の基礎となる生物で大変重要な存在ですが、季節や天候、1日のうちでも時間帯によって変化するプランクトンは観察するのもおもしろいです。

※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。
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