ロゴ色彩調整済み

About Me

自分の写真
神奈川, Japan
いつまでもこの海と暮らしていくために。ディスカバーブルーは海や海の生物、生態系、環境を一人でも多くの人にお伝えしていくために、「人」と「海」とのかけ橋になろうとしています。

2018年4月5日木曜日

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」 2018年4月1日(日)

2018年4月1日(日)は、海のミュージアムを行いました。

午前中は「磯の生物観察会」で、真鶴半島三ツ石海岸で生物をさがして楽しみました。
春休み中ということもあり、三ツ石海岸もたくさんの人で賑わっていました。
春は海藻が多くなってそれを餌とする動物が増えたり、水温があがって活動しはじめる動物も多くなるので、海の生物たちにとっても、うれしい季節のようです。磯でもさまざまな種類のイキイキとした姿が見られるようになります。
はじめに、生物の探し方や活動上でご注意いただきたいことなどを説明してから、磯へ出かけ、みなさんと一緒に生物を探しました。





この時期は、なんといってもアメフラシのなかまをあちこちの潮だまりでみつけることができます。アメフラシ、アマクサアメフラシ、ミドリアメフラシ、クロヘリアメフラシ・・・三ツ石海岸で観察できるアメフラシのなかまがほとんど見つかりました。海藻を餌とするアメフラシはこの時期の磯に多く見られ、岩陰や石の下に産卵します。黄色の麺のような卵(卵塊)も観察できました。



アメフラシの卵塊。

また、今回ご参加いただいた方の中にはリピーターの方も多く、いつもリクエストがあるものの、なかなか見つけられないウミウシを今回だけで4種類も見つけていらっしゃいました。すごいですね。
ウミウシ勢ぞろい!橙色のネズミウミウシ(中央上)、白地に赤い斑点のオトメウミウシ(左)、サガミミノウミウシ(左)とその影にアオウミウシ。


カニのメガロパ幼生も潮だまりで発見。

午後は真鶴町立遠藤貝類博物館施設内で「海の自然実感教室」を行いました。
今回は、海藻の多いシーズンということで、「海藻おしば」を体験していただきました。

身近な海藻といえば、コンブやワカメが定番ですが、海にはまだまだ多くの種類の海藻が生息しています。コンブのように幅が広く長いものもあれば、細かく枝分かれしたものや、風船のようにふくらんだものまで、形もさまざま。また、海藻の色も緑色、褐色、紅色と大きく3色のグループに分けられて、並べると以外と鮮やかです。
真鶴周辺や東京湾で拾った海藻の中からご自由に選んでいただきました。


最後は、真鶴港のプランクトンを顕微鏡で観察しました。日々、違った種類に出会えるプランクトン観察ですが、今回は、かわいらしい形と動きが人気のクラゲのなかまや、オタマボヤがたくさん観察できました。
午前中の磯の生物観察会でアメフラシの卵を見ましたが、その卵も顕微鏡で見てみると、中で孵化前のこどもが動いているのがわかりました。ここから孵化し、水中をただようプランクトンとしてしばらく生活します。

クラゲ(左)とオタマボヤ(右)。(倍率40×)

次回は4/7(土)に開催予定です。干潮時刻に合わせて、午後に磯の生物観察のみの開催です。ぜひ、遊びにいらしてください。

2018年3月20日火曜日

海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」2018年3月18日(日)


2018年3月18日(日)は「海のミュージアム「磯の生物観察会」「海の自然実感教室」」を開催しました。

午前中の「磯の生物観察会」は、天気予報では晴れとのことだったので、もう少しポカポカ春の日差しを期待していましたが、期待に反してまだ薄曇りの中の開催となりました。
ご参加の方の中には、シーズン開けのイベントを楽しみにされていたとのことでスタッフもうれしかったのですが、張り切ってウォーターシューズで潮だまりに入ったお子さまは寒かったようです。
海の季節は、陸上より遅れてやってきます。3月に入っても水温はまだ14度程度と一年で一番低いのです。

それでも春の磯らしく、海藻が繁茂して一面グリーンになっていました。それを餌とするアメフラシが多く見つかるのは、この時期だけのお楽しみです。







 スベスベマンジュウガニも見つかりました。丸くて可愛らしいのですが、体内に毒を持つので食べると危険です。



みなさんが見つけた生物をもって集合し、どんな生物がみつかったか解説をしました。



冬の主役、マナマコもたくさん見つかっていました。例年より遅い時期まで見られるようで、この冬が寒く水温が低いことに関係しているかもしれません。




午後は、「海の自然実感教室」を行いました。
磯で観察できる生物のさらに詳しい話や、真鶴の定置網などにかかる魚の話をしました。
標本も実際に触って観察していただいています。


その後はプランクトンも観察しました。真鶴港でスタッフがあらかじめ採集したものを顕微鏡で観察してもらいますが、実は肉眼でもよーく目をこらすと小さな生物がたくさんいるのがわかります。ライトを当てると見えやすいので、顕微鏡観察の前にみなさんで見ていただきました。



海の中に春が来ると、植物プランクトンがいっせいに増えて海水がグリーンに濁る「春濁り」という現象が発生します。今年はまだ始まっていないのですが、顕微鏡で観察すると、丸い珪藻のコスキノディスクスの仲間がたくさん見られました。冬よりは植物プランクトンも増えてきているので、少しずつ海の中にも春が近づいてきているようでした。
ちなみに、今回は写真中央右寄りにはウニの幼生(こども)も見つかりました。この後、あのおなじみのトゲトゲの形へ変化していきます。



次回の海のミュージアムは4/1(日)に開催予定です。


※今回のイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

2018年3月13日火曜日

海のランプが展示されました! 2018年3月10日(土)

2018年3月2日(金)、3日(土)、8日(金)、10日(土)の4日間、真鶴町立中川一政美術館で、ナイトミュージアムが開催されました。
会場に展示されたランプは2月18日(日)に、町立遠藤貝類博物館で行われた「ビーチコーミング&海のランプづくり」で参加者のみなさんが作った作品です。

素材には主に博物館から提供された貝や海藻などを使い、海の自然が作り出す美しさを楽しむデザインになっています。
中川一政美術館も通常の開館時間を延長して、夜間に特別に開館しました。いつもとは違った雰囲気の館内をランプの優しい灯りが照らし、来館された方もゆっくりと楽しまれていたようです。

ランプ作りに作成された方や、真鶴町にお住まいの方がご家族や友人と多く来館され、春が近づく真鶴の夜の美術館が賑わいました。

ご参加、ご来場ありがとうございました。

※今回のイベントは、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の助成を受け、真鶴町立遠藤貝類博物館と真鶴町立中川一政美術館の共催、特定非営利活動法人ディスカバーブルー企画・実施で開催しました。

2018年3月7日水曜日

海のミュージアム『真鶴半島 磯の生物調査』 2018年3月4日(日)

2018年3月4日(日)は、海のミュージアム『真鶴半島 磯の生物調査』を開催を開催しました。

海のミュージアムでは、普段は「磯の生物観察会」として、みなさんで磯で生物をさがして観察したり、スタッフから解説をしたりするプログラムを実施しています。それを今回は少しレベルアップして「磯の生物調査」ということで、見つけた生物について種名を調べても何種類いたかデータをとってもらいました。また、調査は岸川(磯の手前、潮間帯上部)と沖側(より波打際に近い場所、潮間帯)の環境の異なる場所を2箇所行い、それぞれの違いについても比較しました。

野外で生物調査を行うにはさまざまな方法がありますが、今回はコードラート法を採用しました。コードラートとはある決まった枠を置き、その中の生物の個体数や種数などを調査します。

見つかった生物は、博物館に持ち帰ってみなさんに図鑑で種名を調べてもらうことにしました。いつもの観察会では、見つけた生物についてその場にいるスタッフが「アメフラシですね!」などと解説するのですが、今回に限ってはそれは後のお楽しみ・・・ということで、少しでも多く生物を見つけられるようにご案内しました。
おかげでいつもは注目されないヨコエビやゴカイの仲間などマニアックな生物も興味をもっていただけていました。

博物館では、生物の種名を特定する同定作業を行いました。図鑑の使い方、生物の体の特徴の見方などを最初に説明しました。
生物の種名を特定するのは、シンプルなようでいて実は意外と難しい作業です。お父さんお母さんも、なかなか苦戦されながらも熱心に調べてくださいました。



みなさんの調査の結果をまとめると、岸側で32種、沖側で48種が見つかりました。沖側のほうが生息する生物の種類が多いというのは、これまでの研究で一般的に言われている結論と一致します。季節ごとに同じ調査を三ツ石海岸で続けたりすると、また面白い結果が出ると思います。チャレンジしてみたいですね。

※今回のイベントは、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の助成を受け、真鶴町立遠藤貝類博物館主催、特定非営利活動法人ディスカバーブルー企画・実施で開催しました。

2018年3月6日火曜日

海を活かしたまちづくり研修会 「『海辺の町の魅力』を地域振興にどう活かすか」 2018年3月2日(金)

2018年3月2日(金)に、真鶴町役場職員研修として「海を活かしたまちづくり研修会 」を行いました。
今年度2回目となる今回は「『海辺の町の魅力』を地域振興にどう活かすか」をテーマに開催しました。

前半では、真鶴の海や海辺の町の魅力についてお話しました。
役場職員のみなさんの中には、真鶴にお住まいの方も、町外から通勤されている方もいます。毎日、業務に取り組まれる中では、なかなか海に直接関わることも少ないかもしれません。
そこで中心産業のひとつが漁業についてや、観光も新鮮なお魚やボートやダイビング、磯遊びなど海でのアクティビティを楽しみに来られるお客さんが多いことなども含め、真鶴の海の自然や特徴をご説明しました。

その後、プランクトンの顕微鏡観察を体験していただきました。
顕微鏡で見ないとわからない小さな生物からは、真鶴の豊かな海の自然を知っていただくことができます。また、これらは、小魚の餌であり、漁業を支える重要な資源でもあります。

後半では、他地域事例の紹介を行いました。
海に囲まれた日本では、全国に海辺の町がありますが、地域によってはオリジナルの魅力を引き出して、地域振興につなげているところがあります。
また、海外の事例としてはアメリカ西海岸の水族館や開発、街並みやそこでくつろぐ人々の様子を紹介しました。

これらを踏まえてワークショップを行い、地域振興のアイディアを作っていただきました。グループに分かれて、「真鶴の海のいいところ、好きなところ」「真鶴の海のよくないところ、直したいところ」を考えた後、地域振興アイディアをグループで一つにまとめてもらいました。

人口減少や空き家問題など、町の抱える問題の解決と結びつくような案が発表されました。海の資源や海の景色、海というイメージ、活用するポイントもたくさんありますが、現状の課題解決と組み合わせることで活用の方法もまだまだありそうです。
今回の研修が、どこかのタイミングでお役に立つチャンスがあればうれしいです。

お忙しい中、ご参加いただきありがとうございました。

※今回のイベントは、「船の科学館『海の学びミュージアムサポート』」の協力により、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。


2018年2月28日水曜日

真鶴自然子どもクラブ「港町 まなづるエリアをたんけんしよう!」 2018年2月24日(土)

ディスカバーブルーでは、真鶴町立遠藤貝類博物館とともに、真鶴町内小、中学生向けに「真鶴自然子どもクラブ」を行っています。
2018年2月24日(土)は、「港町 まなづるエリアをたんけんしよう!」を開催しました。
真鶴町は、漁業や石材業により発展してきましたが、それを支えたのは半島の地形を利用した真鶴港のおかげです。港町 真鶴で今も町の中心となっている真鶴港の周辺を地域のこどもたちと探検しました。

まなづる小学校に集合して、挨拶と自己紹介をしました。今日の探検の大切な仲間たちです。
探検では、真鶴港周辺に関するなぞを考えてもらいました。


 一つ目のなぞは
「真鶴町には手にお魚をもったお坊さんがいます。そのお坊さんをさがそう!」
真鶴港の北側にある日和見山と鯖大師を探してもらいました。日和見山は真鶴半島が一望できる眺めの良い場所ですが、昔はここから定置網に魚が入るのを見張っていたそうです。そして、現在は鯖大師が祀られ、海上安全と水難者や魚介類の供養塔が建てられています。
道祖神。鯖はもっていないか・・・。

切り株の穴を発見。虫かな・・?
 住んでいる町でも歩いたことのない道はたくさんあります。子どもたちも知らない町に来たみたいに、どきどきしながら歩きました。探すと、町の中には石でできた仏像などがたくさんあることにも気づきました。
地域で食べられる「ハバノリ」が干してありました。

やっと日和見山に到着し、鯖大師を発見しました。鯖大師のお話や、町のお祭りで海上安全をお祈りしていることなども学びました。
あ!鯖もってる!


日和見山から真鶴半島を眺めました。

 次のなぞは「真鶴町の「火」の神様をさがそう!」。
東京の愛宕神社から分社して建てられた神社が、真鶴町にもあります。
場所は、日和見山からは少し離れていましたが、みんな頑張って地図を見ながらやっと辿り着きました。
愛宕神社では、村田さんからお話を聞きました。村田さんは分社した方のお孫さんで、特別に神社の中も見せてもらいました。
愛宕神社で、村田さんからお話を伺いました。

町に子どもの元気な声が響くと、窓から住民のかたが手をふったり、声をかけてくれました。

最後のなぞは「港にはどんな生き物がくらしているかな?」
昔から、町の人々の生活を支えてきた真鶴港ですが、そこにもたくさんの生き物が住んでいて、覗いてみるだけで実は楽しむことができます。

 大きい網を用意して、みんなで生物をさがしてもらいました。子どもたちはとても張り切って、たくさん見つけてくれました。役割分担をしてチームワークもばっちり!大物もゲットして大興奮です。

ナマコ!おおきい〜!!

ヤギのなかまも大きい〜!

町中に出て探検して歩いたり、港で網一本持ったりするだけで、こんなに楽しむことができました。それは、子どもたちの楽しんで遊ぶ能力でもあり、自然も文化歴史もある真鶴町には遊び場所としても魅力的なところがたくさんあるのだということだと思います。

「真鶴自然子どもクラブ」では、真鶴町の海や自然の中で子どもたちが楽しみながら学ぶイベントを開催しています。来年度も実施を検討しています。またたくさん遊びましょう!

※今回のイベントは、「船の科学館『海の学びミュージアムサポート』」の協力により、真鶴町立遠藤貝類博物館と特定非営利活動法人ディスカバーブルーの主催で実施しました。

2018年2月23日金曜日

『ビーチコーミング&海の素材でランプ作り』 2018年2月18日(日)

2018年2月18日(日)は、「ビーチコーミング&海の素材でランプ作り」を開催しました。

このイベントは、真鶴町立遠藤貝類博物館と真鶴町立中川一政美術館の共同事業として企画されています。
博物館では、真鶴の海の自然の魅力を体験して楽しむものとして、三ツ石海岸でのビーチコーミングと貝や海藻などを使ったランプ作りを行い、完成したランプは、真鶴町内にある中川一政美術館で夜間展示され、ナイトミュージアムとして館内をライトアップします。
今回は、博物館イベントとしてビーチコーミングとランプ作りを実施しました。
午前中は、三ツ石海岸でビーチコーミングをして、打ち上げられた「漂着物」を集めました。貝や海藻などはもちろん、流木や木の実などの陸のもの、ビーチグラスなどの人工物もありました。
これらを観察することによって、海が陸や私たち人間の生活とつながっていること、周囲の海の自然がどうなっているのかを知ることができます。博物館学芸員やスタッフから、それぞれの漂着物を解説しました。

もちろん、海岸にはゴミもたくさん打ち上がっていました。海で捨てたのではなく、町から、川を伝って海に流れてきたと考えられます。ビーチコーミングは海の自然の楽しむことができるとともに、普段の私たちの行動も見つめ直すチャンスにもなります。

博物館に戻って、ランプ作りを行いました。
海藻や貝は、博物館から提供しました。また、今回は許可を取り(※1)、ビーチコーミングで集めた漂着物も利用しました。
ランプのデザインと講師をお願いした黒葛原さん。ありがとうございました。
海藻も貝も、人が作ったのではありません。海の自然が作り出した素敵なデザインをしています。それをみなさんにお好きにアレンジをしていただきました。一つ一つ、どれも素敵で、世界にひとつしかないランプが出来上がりました。
みなさんが、海の素材をてにとって真剣に考えている様子もとても楽しそうでした。

それぞれの材料は、海の生物としてすべて分類され、名前がついています。”かわいい”貝でも、餌を食べたり、卵を産んだり生きるためにさまざまな方法をとっています。博物館からはそのような生き物の生態などについて解説しました。かわいらしくみえるデザインも、生き物にとっては生きていくためにとった結果なのです。
また、美術館学芸員からは、世界のランプのデザインについて紹介しました。ランプというと身近ですが、見たこともない素敵なランプに、参加者のみなさんも驚かれていました。ランプづくりのデザインの参考にもなったでしょうか。


ご参加いただいたみなさんによって、40個近くのランプができあがりました。一つ一つ、どれも素敵です。

このランプは3月の「中川一政美術館ナイトミュージアム」にて展示され、夜の美術館をライトアップしてくれます。海のランプのやさしい灯りに照らされた美術館へ、ぜひお出かけください。

■真鶴町立中川一政美術館
https://www.nakagawamuseum.jp/topics/





今回のイベントは、船の科学岸「海の学びミュージアムサポート」により、真鶴町立遠藤貝類博物館・真鶴町立中川一政美術館主催、特定非営利活動法人ディスカバーブルーにより企画・実施しました。

※1三ツ石海岸は神奈川県立自然公園に指定されています。生物などの採集や火器の利用はご遠慮いただき、環境の保全にご協力をお願いしています。

Powered by Blogger.

Blog Archive

ⓒ Copyright 2010 Discover Blue. ALL rights reserved.