役場職員向け研修 「海を活かしたまちづくり研修会〜真鶴のジオパークを知る〜」(2016年3月9日(水))

3月9日(水)に、真鶴町役場の職員のみなさんを対象に、「海を活かしたまちづくり研修会」をさせていただきました。役場の職員のみなさんは、所属の部課により、携わる業務が異なっていると思いますが、この研修会では所属部に関係なくご参加いただき、年間を通して真鶴町の海を中心とした町内の魅力を知っていただくとともに、日頃の業務にも活きる内容やアイディアのヒントになればということで実施しています。今年度3回目の今回は「ジオパーク」をテーマに開催しました。
真鶴町は、箱根火山の支脈マグマがこの地で噴火したことによりできた地形の上に成り立っています。町内の各所には、火山の活動で形成された地形を間近で観察することのできるスポットがあり、小田原市、箱根町、湯河原町とともに「箱根ジオパーク」に認定されています。
噴出した溶岩が冷えてできた硬く丈夫な地形により、三ツ石海岸など町内の海岸が多様な生物の生息場所となり、半島が多くの魚が集まる漁礁の役割を果しているなど、海の自然とも深く関わるジオパークですが、今回は真鶴町役場でジオパーク推進を担当されている企画調整課の石井さんに講師としてお話していただきました。
真鶴町役場企画調整課 石井さんによるジオパークについての講義。
貴重なお話ありがとうございました。

石井さんから、ジオパークの概要や他地域での振興事例についてご紹介いただいたお話を元に、後半はワークショップを行いました。
ご参加のみなさんから、まずは、真鶴町の主にジオパークや海に関することで、良いと思うところ・好きなところを挙げていただきました。その後、それを活かして町を盛り上げる事業計画アイディアを自由に思い描いていただき、みなさんで共有しました。
真鶴の海やジオパーク関連など、「よいところ」を考えてもらいました。
思いついたものをみなさんでシェア。盛り上がりました。
真鶴町の良いと思うところ・好きなところについての質問も、みなさんからたくさんの情報が出されて大変盛り上がりました。好きな理由もそれぞれに熱い想いが込められていて、楽しそうにお話される姿からは、大切に思っていらっしゃることが伝わってきました。事業アイディアもどの方の考えも素敵で、楽しく充実した研修となりました。お忙しい中ご参加いただき、ありがとうございました。

「こんなのあったらいいな」の思いつきアイディアで事業計画を考えました。
楽しい計画がたくさん生まれました。

※本イベントは、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の助成により、真鶴町からディスカバーブルーが受託を受けて実施しました。

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